共同代表メッセージ

庄司徳治(小平市玉川上水を守る会)
東京都の小平都市計画道路3・2・8号線の計画案を「見直すべき」、「見直す必要なし」かについて住民の方々の意思を伺い、それを行政に反映し得る筋道を確かなものにするため、地方自治法により、有権者の50分の1以上の同意者の署名を以って、住民投票実施のための条例の制定を直接請求することに致しました。なお住民投票の実施には、市議会での可決が必要なので、市議の皆さんのご協力もお願いします。

馬場悦子(こだいら菜の花プロジェクト)
50年前に作られた道路計画は、環境が様変わりした現在の私達の暮らしには違和感を覚えます。将来的に人も車も減少していくことが予測される中、道路を巡って様々な市民の思いが交錯しています。都が主催した説明会では多くの意見が出されましたが、行政がそれを真摯に受け止めたとは思えません。多面的な考察をしながら、自分達のまちのことを住んでいるみんなで決めていく、そんな住民参加の形を作っていくことができたら、住んでいる地域への愛着も深まることでしょう。それはそこで暮らす住民が責任を持って、行政とともにまちづくりに参画していくということにほかなりません。

水口和恵(都道小平338号線計画を考える会)
5年ほど前、小平3・2・8号線計画を知って、「え! この林が半分道路になるの? 府中街道がこんなに近くにあるのに?」と驚いたのが、この問題に取り組むことになったきっかけです。その後、東京都や小平市にいろいろ申し入れ等をしましたが、住民の声がまともに取り上げられることはなく、建設に向けた手続きだけが淡々と進められていく様子を見て、「日本って民主主義国家って言えるの?」と思うようになりました。東京都が、いよいよ今年度中に国に事業認可申請を出そうとしている今、住民の意思を示す最後の手段として、住民投票に取り組むことにしました。ぜひご協力をお願い致します!

渡邊進(小平市小川栄町コミュニティバスの会)
この都市計画道路建設計画に関する東京都の住民説明会を聴きに行きましたが、初めに計画ありきで、住民からの疑問や質問に説得力ある答えはありませんでした。環境影響の事前評価についても、影響があるとのデータがあるにも拘わらず、「重大な影響はない」とか「影響の低減に努めます」などの結論になっています。また行政の側には「この道路は都道であり広域にわたるものだから市が口を挟むことではない」との意見もあるようですが、そうなると市民の生活に関わる重要問題の検討に市民が参加する途が閉ざされてしまいます。この住民投票によって、将来とも起り得るこの種の問題に多くの市民が関心を持ち発言して頂きたいと思います。

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