資料編:交通量のこと1

東京都が、都市計画道路3・2・8号府中所沢線について作成している資料は、現在手続き中の主な都市施設のパンフレットの紹介からダウンロードすることができます。美しくまとめられたパンフレットですが、データについては疑問の多い資料です。

まずは、交通量についてのデータを見ていきたいと思います。道路を新しく作る必要があるかどうかを判断するには、その需要があるかどうかを示す交通量のデータが重要な意味を持ちます。

さきほどのサイトの【素案説明会】平成22年2月(2010年2月)の資料として、「道路の整備効果」(ダウンロード)があります。この資料の1ページ目には以下のような図が載っています。

「南北都市間の車のうごき」というタイトルです。rokushikan201002

人口が減り、車が減り、交通量が減ってきているというのに、平成17年から平成42年にかけて車のうごきが34%23,000台も増加するというデータには驚きます。

さらに、1年8ヶ月後に作成された【都市計画変更案説明会】平成23年10月の「道路の整備効果」(ダウンロード)1ページにも、似たような表が載っています。
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1年8ヶ月の間に増加率は12%減って、22%となっています。
それにしても、ほんとうに、こんなに車のうごきは増加するのでしょうか?

国土交通省が発表している、全国と関東臨海部(埼玉、千葉、東京、神奈川)の自動車交通量の変化をグラフにまとめると、以下のようになります。全国の自動車交通量は、2003年をピークに減り始め、関東臨海部の交通量もすでに減少していることがわかります。

338走行台キロ(横軸均一)
小平市が発行している「小平市の環境」の数字から、市内の主な道路の交通量の推移を示してみます。この状況と東京都の予測との間の乖離はどのように説明されるのでしょうか。
kodaira_traffic1
kodaira_traffic2

(次回は、「南北都市間の車のうごき」の、データとしての問題について、書きたいと思います。)

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