2014年東京都知事選公開アンケート(質問ごと)

都知事選挙の主な立候補者宛てにお送りした「東京都の都市計画道路問題についての公開アンケート」の結果を公開いたします。

※ご回答は回答到着順に掲載しています。
※ますぞえ要一選挙事務所より「候補者本人が街頭演説で都内を駆け巡っており、今回頂戴したアンケートへの回答は難しい」とお返事をいただきました(1月23日付FAX)。
※細川護煕選挙事務所より「ご質問のご趣旨につきましては、就任後、皆様のご意見も参考にしながら、検討してまいりたいと存じます」とお返事をいただきました(1月24日付FAX)。
※田母神俊雄氏、マック赤坂氏にはアンケートを送付し、回答待ちの状態です。
※この後ご回答いただいた候補者の方の回答は、ブログに随時掲載いたします。
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1. 2013年5月26日に行われた「東京都の小平都市計画道路3・2・8号府中所沢線計画について住民の意思を問う住民投票」は、投票率50%の成立要件に届かず不成立とされたものの、51,010人の市民が投票に臨みました。
私たちは、「市民は投票内容を知る権利がある」と主張し、現在法廷で、投票用紙の開示を求めて争っています。投票用紙は開示するべきと思いますか?
1.開示するべき。
2.開示するべきではない。

○宇都宮けんじ氏
どちらとも言えない
ご意見
住民投票の結果は、住民の意思を示すものとして、当然のことながら、開示することが望ましいと考えています。しかし、本件については、下記の3点の理由から、「どちらともいえない」と考えます。
1.日本における住民投票は、個々の課題ごとに実施方法や拘束力が条例によって定められている点、2.本件は現在司法の場で争われている点、3.小平市における自治(このばあい「団体自治」)の観点からも、東京都知事候補が口をはさむには慎重であるべきだという点、以上から、この具体的な案件についての投票結果の開示について賛否を述べることは適当でないと考えます。

○ドクター・中松氏
1.開示するべき。
ご意見
51,010人の市民が投票した重みを尊重すべき。

○鈴木たつお氏
1.開示するべき。
ご意見
住民投票に成立要件を付することそのものに反対です。ましてや、「不成立」となったからといって、投票用紙の開示を拒む正当な理由はありません。開示を拒否することは、「少数意見」をあえて隠蔽する意図をもつものと言わざるをえません。
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2.私たちは、50 年前に作られた「小平都市計画道路 3・2・8 号府中所沢線」計画は、現状、また将来予測 にそぐわないものになっていると思っています。
同路線は、50 年前の計画通りに建設すべきと思いますか? それとも住民参加によりこの計画を見直すべき と思いますか? 
1.50年前の計画通り建設すべき。
2.住民参加により計画を見直すべき。

○宇都宮けんじ氏
2.住民参加により計画を見直すべき。
ご意見
そもそもの問題として、本道路計画は都道をめぐるものであり、周辺住民に対して東京都が真摯に向き合うべき筋合いのものです。都が十分な対応をしなかった結果、住民の皆様が身近な自治体である小平市にはたらきかけざるを得なかったことが、こうした状況を生んでいます。私としては、大型開発(道路開発を含む)は抑制し、どうしてもつくらざるを得ない場合には、住民参加でまちのあり方、環境への影響に対して望ましい計画を作る方針であって、都が住民と向き合うことがまず必要だと考えます。
その点で、今回の小平市の住民投票は、単に道路建設の賛否を問うものでなく、住民参加によって計画を見直すことの賛否を問うものであり、住民参加のまちづくりを進める点から望ましい動きだと考えております。

○ドクター・中松氏
2.住民参加により計画を見直すべき。
ご意見
現状、そして将来予測にそぐわない50年前の計画は、住民参加により計画の見直しが必要。

○鈴木たつお氏
2.住民参加により計画を見直すべき。
都市計画道路については、そのプランが数十年前に策定されたものであることからも、地域の現状にはそぐわないものになっており、コミュニティ形成との関係で矛盾をきたしている例が多々あると考えます。外環道しかり、玉川上水破壊の放射5号線(杉並区)しかりです。防災の視点は欠かせませんが、企業活動・モータリゼーション優先の道路計画は、住民生活の視点から抜本的に見直すべきです。

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3.今回の住民投票を通じて、東京都の都市計画道路に、「住民の声が反映されていない」と感じた市民は多かったと思います。環境アセスメントの際に東京都が開く「公聴会」も形骸化しており、ただ意見を聞き置くのみで、住民の意見は計画に反映されません。都民の生活に関わる都市計画道路の建設には、住民投票を義務付けるなど、何らかの形で住民の意思を反映させる必要があると思いますが、いかがでしょうか?
また、住民の意思を反映させるための方策について、お考えがあればお聞かせください。

(都市計画道路は)
1.現状のままでよい。
2.住民の意思を反映させる方策が必要。

○宇都宮けんじ氏
2.住民の意思を反映させる方策が必要。
ご意見
そもそも、アセスメントを含めた計画決定のプロセスにおいて、住民参加が形骸化していることが問題です。今回の玉川上水のように、地域の環境(自然環境や景観、コミュニティを含みます)の持つ意味を最もよく知っているのは、地域住民のみなさんです。国土交通省でもPublic Involvement(PI手法)という、計画づくりの初期段階から、関係者に意見を聞く方法を取り入れ始めていますが、計画そのもの、道路を作るか否かのレベルから、住民の声をしっかりと取り入れることが必要です。
住民投票は直接民主主義的な手法の一つとして活用すべきものと考えますが、道路建設においては、直接的に建設の影響を受ける予定地近辺の人々に比べ、多数を占める無関心層の声が結果的に勝ってしまう可能性があることも事実です。住民投票をするのか、やるならどう問いを立てるのか、拘束力のレベルをどう決めるかなどは、他の(上記PIのような)手法との組み合わせの中で決められるべきもので、個別のケースごとに変わってくると思います。
その手法を決めるところから自治が始まると思います。その住民の意見を最大限尊重することが、都知事の仕事の出発点だと考えています。

○ドクター・中松氏
2.住民の意思を反映させる方策が必要。
ご意見
「公聴会」では、字のごとく、ただ意見を聞き置くのみとなってしまう。
「住民意思反映会」を開催し、住民の意見をよく聴き、意思を反映させるための会を開催する。

○鈴木たつお氏
2.住民の意思を反映させる方策が必要
行政が基本プランを作成してその後に「住民参加」の機会を設けるといったシステムでは、結局は「住民参加」がアリバイ的なものになります。ネットの活用やワークショップの組織化など様々な方策はあると考えますが、まず基本プラン作成の過程から住民参加を義務づけるなど、「時間をかける」ことを行政の責任とさせる必要があります。
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立候補者ごとに回答をまとめたページも作成しました。ご参考にどうぞ。
2014年都知事選公開アンケート回答(立候補者ごと)

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