2016年3月27日第4回小平3・3・3号線予定地を歩く会(2016年3月27日 第4回)西武国分寺線西側~玉川上水交差部まで

2016年3月27日(日)、よく晴れた一日で、小平3・3・3号線の第四回目の予定地を歩く会を行った。4名ほどの参加者とともに歩いた。

3月25日に小平市から公開された小平市都市計画マスタープラン改定中間まとめと、小平3・3・3号線について説明しました。小平市都市計画マスタープラン改定中間まとめについては、改めてブログで書きたいと思います。

コースは、国分寺線近くの畑を見て、たかの街道を西に移動して、創価グランドの北側、五中の北側を通り、武蔵野美術大学の東西などを見て、介護老人保険施設の黎明会の敷地を通り、住宅街、いなげやを通り、小川用水、都営中島アパート、新堀用水のたぬき堀、玉川上水緑道交差部を見て、2.5時間で終了した。

たかの街道

小平3・3・3号線の南側に平行している東西道路のたかの街道を東側から西側を撮影。道幅が狭いがバス通りになっている、歩道も狭く危険であることは事実で、小川町一丁目の生活道路に課題がないわけではない。とはいえ、平行する4車線の小平3・3・3が解になると短絡的に考えるのは思慮が足らない。例えば、たかの街道そのものを再整備することも考えられる。

五中の北西の芝生

五中の北西側の予定地。写真を左右(東西)に小平3・3・3は通る。生産緑地に指定されているが、いつ来ても芝生だ。天然の芝生をつくって売っているのか。

予定地売り出し中の不動産

武蔵野美術大学の東側予定地。右奥に見えるのが、緑成会病院が建設中の五階建ての重症心身障がい児施設。この五階建ての病院の写真左側(北側)が予定地。写真を縦に小平3・3・3は通過する。

武蔵美の西側から建設中の病院が見える

武蔵野美術大学西側の小平3・3・3完成部分から東側を見て撮影。大学を東西に貫通する部分で、ほぼ取り壊しが終わった。一番左の自転車の参加者(写真の中央より左側)の上に、建設中の五階建ての緑成会病院が見える。

小平3・4・23号線の小平3・3・3の北西側から南を撮影

小平3・3・3と、2016年3月22日に開通した小平3・4・23の交差部。小平3・4・23の南側を撮影。写真の先は玉川上水交差部、さらに先には五日市街道につながる。玉川上水を交差する部分はたくさんの木が切られてしまい、緑道が分断されているのがわかる。五日市街道と青梅街道を南北に結ぶ道路は水車通りから小川橋まで約2kmなく、12小通りも狭くて通学に危ないので整備が必要という声もあった。17世紀の小川村の原風景のような短冊側地割図の畑が広がっていたが、小川一丁目土地区画整理事業で、住宅、道路、畑、公園などに整理された。かつての原風景は、見たことのある人以外には、この写真から想像がつかない。

3423の北西から予定地西側、送電線

小平3・4・23側から交差する小平3・3・3の西側に見た光景。突き当たりの送電塔も予定地。1963年の小平3・3・3号線計画決定のときには送電塔はあったのだろうか。計画や調整がずさんだとしか言いようがない。

立川通り西側から彫刻の谷緑道

小川用水の彫刻の谷緑道を立川通り西側から撮影。写真の左から右に彫刻の谷緑道を斜めに横切る。

中島町新築建て売り住宅

中島町の予定地の新しい建売り住宅。写真手前側を左右(東西)に小平3・3・3が通る。写真奥に見えるのは、玉川上水緑道の木。

新堀用水のたぬき堀の場所、取り壊される

新堀用水が胎内堀(たぬき堀)の地下用水路から姿をあらわした部分。この部分は小平3・3・3予定地付近ではない。住宅を建てた影響で、木が切られて乾燥し、状態がよくないため、小平市により補強工事などの対策が検討されている。

たぬき堀の後遺跡、予定地

予定地にある新堀用水の胎内堀(たぬき堀)の縦穴。明治初期につくられたもの。縦穴を適当な間隔で掘って、縦穴と縦穴をつないで地下水路を掘る工法で作られた地下水路。人が落ちないように柵で囲われている。この遺構も小平3・3・3の予定地になっている。小平3・3・3は、写真左(北側)の都営中島町アパートの右側(南側)を、アパートと平行して通る。

玉川上水交差部_南西側から北東を撮影

西中島橋から南西側を撮影。玉川上水が写真右側に見える。立川市の幸町団地が左側に見えるが、小平3・3・3は幸町団地と平行に、写真手前から奥へと玉川上水を斜めに通過。計画通り作られれば、覆われる部分は数百メートルになる。例えば、このような交差部の自然環境が破壊されてしまうことについては、課題として都市計画マスタープランに記載されるべきだ。

小平3・3・3号線の予定地に新しく建てられる住宅の問題

今回のコースでは、この数ヶ月間に小平3・3・3予定地にかかる場所で、3箇所、新規に建て売り住宅がつくられていた。1箇所、住宅販売の営業の方とお話しすることが出来た。当然のことであるが、予定地がどこであるか正確に認識していた。お客様への説明責任も都市計画法に従い、きちんと行っているとのことだった。

予定地にすっぽり入る住宅は、同じ場所の同等の住宅より200万円ほど安いとのことだった。都市計画法53条の建築制限や将来の立ち退きがあるため、このように都市計画道路予定地の住宅は安く販売されるのが普通だ。ある住宅の建屋は小平3・3・3の境界線で、1/3くらい削られるようなところがあった。住宅販売会社は、都市計画法53条の建築制限を説明をして、将来計画道路が事業化されたら立ち退きの際に、東京都が買い取ってくれることは説明していると話していた。しかし、公金をつかっての用地買収、買いとってもらえるのは道路の敷地内だけというのが原則である。その住宅に住む人は、1/3だけ切り取られて、残りの敷地は東京都に買ってもらえないという事態に直面することになる。

道路の境界線を意識した区割については住宅販売会社は、全く考えておらず、利益最大となるように住宅の戸数の区割をとって販売している例があることがわかった。この考え方は、ビジネスマンの視点で、よくわかる。敷地に9軒とれるか、10軒とれるかで、恐らく1千万円以上の単位で売上げが変わるだろう。業者のやり方に問題はあるが、規制がない以上やむを得ないだろう。

当該地域は向こう10年で事業化着手する予定の優先整備路線ではないが、立川側も、小平市の西側も小平3・3・3が優先整備路線となっているので、いつかは整備するのが前提となっているならば、一定の規制がなされるべきだ。買い取り交渉がこじれる、また交渉の結果、公金で購入しなければいけない敷地が広がるのであれば、それは税金の無駄遣いになるということを考慮しないのはおかしい。行政側も長期未整備の計画道路について、きめ細かい対応を検討して頂きたい。

参加者の主な意見

・住宅販売会社にとっては、建物ではなくて売り物なんだということがよくわかった。

・短冊側地割図の方向で南北に住宅が並んでいる住宅街を横切る小平3・3・3が出来たら街の雰囲気がまるっきり変わってしまうのだろう。

・農地が宅地に変わってしまうこと、相続税の問題が一番大きいようだが、農地は人間にとって不可欠の食べ物をつくるところで、残すことを考えないと行けない。

予定地に出来ている新しい建て売り住宅、購入する人は普通は、終の住処として購入する。説明責任は果たしたと言っていたが、問題を感じた。

短冊側地割がもとに道路や住宅が出来ているので南北に街が発展しているので、東西の移動は不便。(大きな道路ではなくて)生活道路の整備は必要性感じた。車いすの方、ベビーカー、高齢者の意見などの声もきく。

現地をあるくことによってどうなるかある程度想像出来るが、どう街が変わるかの説明用のCGなどにより、想像がつきやすい未来図をつくって、説明していく必要があるのではないか。玉川上水がどう変わるかも説明は必要。

・計画を知ると、生活している人の目線で見えていないと感じた。別の選択肢はないのか。

前回の11月の歩く会と同じコースだったが、わずか4ヶ月の間にも、新しい住宅が完成しており変わってきている。

次回の4月の歩く会の日程は調整中ですが、西武国分寺線から、あかしあ通りまでを歩く予定です。小平のまちづくりに関心のある方、気軽にご参加いただければ幸いです。   

(文責 神尾 直志)

 

 

 

 

 

 

 

 

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