2016年6月26日 小平3・3・3号線予定地を歩く会(第7回)西武国分寺線西側~玉川上水交差部まで

2016年6月26日 日曜日、梅雨の合間の一日でしたが、天候にも恵まれ、小平3・3・3号線の第7回目の予定を歩く会を行った。このルートも3回目、人が集まるか懸念されたが、参加者7名。

国分寺線西側の畑を見て、たかの街道を西に移動して、創価グランドの北側、五中の北側を通り、工事が進んでいる武蔵野美術大学の東西などを見て、介護老人保険施設の黎明会の敷地を通り、住宅街、いなげやを通り、小川用水、都営中島アパート、新堀用水のたぬき堀、玉川上水緑道交差部を見て、2.5時間。玉川上水沿いのオープンカフェで、長めのブリーフィングを行い、無事に終了した。

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西武国分寺線の西側いある予定地。じゃがいも畑、防砂林の役割を果たすお茶が右上、東西にわたっているのが見える。右奥が北、屋敷林、その後ろに農家の自宅、青梅街道がある。このアングルは、17世紀の開拓当初からあまりかわっていないはずだ。数少なくなっている大きめの農地。小平3・3・3はこの農地を東西に横切り南北に分断する。

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たかの街道 古くからある生活道路、狭い。都市計画マスタープランの無作為抽出アンケートでも、生活道路の改善・改良の声は多数あった。拡幅して歩道・自転車道の整備が望まれるが、建物が道路付近まできていてセットバックも難しい。建替のタイミングなどで、少しずつでも歩道の整備を進めるべきだ。

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武蔵野美術大学内の工事。着々と進んでいる。左側(南)から小平3・3・3の地下を通り、写真右側(北側)の端にうつっている14号館に地下道が出来るそうだ。奥に見える送電塔が、小平3・3・3号線上にあり予定地であることわかる

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小平3・3・3にキャンパスを売った補償金で獲得したと思われる武蔵野美術大学北側にあるグランド。かなりキャンパスは拡がった。都税によって私大のキャンパスが拡張されるってどうなんだろうか。

H24_小平市一般会計予算決算書付属書類より

小平市一般会計決算付属書のH24年のコピー。中央図書館の2階で誰でも見ることが出来る。下段の新みちづくり・まちづくりパートナー事業として全額東京都予算の小平市への委託事業。武蔵美の用地買収とは明記されていないが、この区間に買収する土地は武蔵美だけ。公有財産購入費 7億4千万円で、補償・補填及び賠償金が11億7千万円が武蔵美に支払われていることがわかる。

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小川一丁目土地区画整理事業によってつくられた公園。つまらない名前だ。地権者は土地を提供。市は約4億7千万円の予算を投じて水道、道路などのインフラが整備し、地価をあげて住宅地として販売して、地権者の土地購入費や、補償費になる。一部は、地域センターや公園になり地域に還元されるという仕組みが土地区画整理事業。このあたりに拡がる玉川上水から青梅街道まで拡がっていた短冊状の農地の多くが住宅となり消失してしまった。人口減少・少子高齢化社会を迎え、開発から環境保全にシフトしていく時期が来ている。

 

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12小通り沿いの地中海風の集合住宅。広い敷地に2階建てなのは、小平3・3・3号線の予定地の建築規制のため。この集合住宅はまるまる小平3・3・3に重なっている。

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彫刻の谷緑道と小川用水。この上を小平3・3・3が通過する。このエリアの120mの小平3・3・3の整備は事業認可取得がおわり間もなく行われる。小平3・4・24号線の整備に合わせ得て、この部分の約120mだけのの小平3・3・3号線が整備されて彫刻の谷緑道は暗渠になる。

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右(北)側の中島町都営アパート前が小平3・3・3の予定地、左(南)側は玉川上水。都営アパートの前を都市計画道路が予定されているケースは多い。

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小平333交差部より東側で、この部分は交差はしていない。新堀用水の狸堀の出口の北側。参加者の松山さんに説明頂いている。写真上部が二軒の住宅になり、崩れる危険性が出て来たため小平市により護岸工事が検討されているとのこと。今年度予算は調査や設計などで900万円強。この予算で新堀用水に隣接する民地20平方メートル程度を購入すれば崩落の危険性は回避出来る。また当面1億数千万円程度の工事予算が投じられるとのこと。住宅が建てられる前は樹木が生えていたようで、その時に手を討てば現状の素掘りの状態で保全できたのではないか?後手にまわったことで、貴重な遺構を破壊して、市の予算が使われることになる。何かおかしい。

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明治の初期につくられた新堀用水。狸堀の暗渠部の出口、地上部に変わるところ。小平4小の環境教育の場として、使われている。親水公園にもなっている、自然とふれあえる貴重な遊び場

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小平3・3・3と玉川上水の交差部のすぐ西側にある緑道と隣接したオープンカフェでブリーフィング。皆さんお疲れ様でした。お店の人が、蚊取り線香を出してくれました。ソフトクリームおいしかったです。

参加者の主な意見

  • 玉川上水交差部が気になる。玉川上水の花を10分間観察した。昆虫、ハエ、蛾、蝶、いろんな生き物が来る。改めて貴重な環境の大切さを学んだ。
  • 東京都の都市計画道路の整備の考え方、根本的におかしい。みんなの声をうけて進める公共工事が目的も進め方も間違えたまま行政が動いてしまっている。たかの街道、狭く問題がある。整備が必要。
  • 不利益を受ける人が必ずしも声を出すとは限らないと、ハンナ・アレントは言っている。辺野古でも、実感する例が見られた。
  • 行政を変えられるのは政治のはず。都市計画審議会など、諮問委員会のメンバーを第三者機関に選ばせるというのは有効な方法。行政側に選ばせると行政に都合の良いメンバーの諮問委員会になってしまい歯止めが効かなくなる。
  • 武蔵美周辺で土地区画整理事業、小平3・3・3でモデル道路をつくった。狭いエリアで見たら合理かもしれない。武蔵美も敷地が拡がって良かったのかもしれない。計画全体を見たらどうなのか。全体を考えて判断しないといけない。
  • 新堀用水の胎内堀出口。4小の環境教育で社会・歴史を学ぶ機会になっている。残して伝えていきたい場所。小平3・3・3号線、何故いまごろ復活してきたのか、用地買収も大変、行政にとってもおいしいとは思えないことをやっていると思う。
  • (出来てしまうなら)小平3·2·8や小平3·3·3に合わせたまちづくりをすべきだ。
  • 小平市の環境政策に係わっているが、都市計画との整合性どうなっているのか。主要幹線道路について一部の人ではなくて多くの人が関心をもつようにならないといけない。地域の特性を活かしたまちづくり・都市計画になるべきだ。
  • 市民税・都市計画税、払ってこれかよ、と思う。子どもには決定権がない。大人の無関心の犠牲になっている。
  • 武蔵美の学生は何も知らない。大学に来て課題をやって、サークルで遊んで周りのことを知らずに生きている。武蔵美の中の工事がスタートしている。この地域の変化に目を向ける必要がある。

「こだいら観光まちづくり協会」が6月28日に設立されて、事務局が学園東町に置かれ、事務局長と常勤職員各1人、非常勤職員2人の体制で運営。市の補助金2,230万円のほか、会費収入などが運営資金として、今年度は観光ポータルサイトを開設したり、街歩きで携帯できる観光総合ガイドブックを作成したりするそうだ。

小平3・3・3号線予定地を歩くと、いったい何をやっているんだと言わざるを得ない。観光まちづくり協会設立に先だってつくられた小平市観光まちづくり振興プランを読むと、小平市の地域資源に、小平グリーンロード、短冊形の農地、用水路があげられている。中島町では、玉川上水と斜めに交差、花小金井の多摩湖自転車道では、200m以上重なる。小川用水と彫刻の谷緑道は、一部を暗渠にする。小平市は、いつまで見て見ぬふりを続けるのか?小平市民は、自分が住んでいる街を知って、何が重要かを考えないといけない。

 

小平市観光振興まちづくりプラン2

小平市観光振興まちづくりプランのP18抜粋。市外の人へアンケート。認知度は「言ったことがある」「知っている」の比率。魅力度は「魅力的または関心がある」「やや魅力的またはやや関心がある」の比率。狭山・境緑道とは、小平グリーンロードの一部である多摩湖自転車道のこと

小平市観光振興まちづくりプラン

小平市観光振興まちづくりプランのP4抜粋

観光まちづくり振興プランには、小平市都市計画マスタープランと整合を図ると記載がある。H29年3月までの改訂中の小平市都市計画マスタープランには、小平3・3・3号線を地域資源と衝突していることを課題としてあげて、対策を検討すべきだ。

次回の小平3・3・3号線予定地を歩く会は、7/18(月) 13:30海の日祭日、西武国分寺線鷹の台駅集合で、あかしあ通りまでです。

(文責 神尾 直志)

 

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