2016年7月18日 第8回小平3・3・3号線予定地を歩く会 西武国分寺線東側~あかしあ通り交差部まで

2016年7月18日(月)、海の日の祭日、梅雨の合間のよく晴れた日、第八回目の小平3・3・3号線予定地を歩く会を行った。今回は、ブログの報告を見て自分の住居があたっており気になってきてくれた方をはじめ、小平市民7名が参加された。同じ場所を2回目歩くありがたい参加者も2名いたが、初参加も3名おり、すこしずつ裾野が拡がってきている。

今回から都市計画道路や、小平市の都市計画マスタープランの見直しに加えて、小平市の開拓以降の歴史の話しをすることにした。17世紀の小川村開発から、享保の改革の新田開発までの概要と、江戸時代の小平市の地区割を現代の地図に落とし込んだものなのを用意し、地名の由来などについて話し、開発と環境の問題は、実は江戸時代からおきていたことなど話した。

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西武国分寺線の東側の予定地の駐車場、右側(南側)駐車場の端からから左側(北側)に28mが予定地。左側の集合住宅も予定地。写真奥に見られる比較的新しい建て売り住宅も予定地

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小川一丁目の予定地。写真右側(南側)の道路端から、左側(北側)の市民菜園も含めた28mが予定地

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小川一丁目の短冊状の農地がまた住宅に変わる。写真奥(北側)の建設中の住宅は予定地。また用意買収にかかる費用があがることになる。歩く会を始めてから、予定地に何件もの新築住宅を見ている。

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山王通りから西側(写真奥)の予定地。15小が奥の左側に見えるが、15小より50mほど右側(北側)が予定地。この農地も小平3・3・3号線により南北に分断されてしまう。

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小平中央公民館の北側、以前中華料理屋と元市議の事務所があった。小平3・3・3の予定地であることを意識して当たらないようにセットバックして3階建ての建物を作っている。これは良心的な地主さんだ。

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小平市役所が左側(北側)の右側(南側)を小平3・3・3は通る。真ん中の通路にもすこし予定地はかかる。手前の芝生(東側)から奥の樹林地(西側)へ小平3・3・3は通る。樹林地も消失してしまう。市職員はみな知っているのだろうか。

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小平市役所が中央右側に見える。小平市役所の左側(南側)が予定地で、仲町の東側に残された数少ない短冊状の農地も小平3・3・3によって南北に分断される。平安院の東側にある農地で、徳川吉宗の享保の改革の新田開発奨励の1724年に小川村の小川家から開発願いが出された。小川新田と呼ばれる場所。

 

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小平3・3・3号線の予定地の北側の農家。この写真は予定地ではない。仲町の西側に残された数少ない農地。短冊状の農地の間の境界上の通路。昔の姿が想像される。

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ゆたか保育園の園庭。予定地写真手前(東側)から奥(西側)へと通る。なんと今回の参加者にゆたか保育園の卒業生がいたいのには驚いた。小平3・3・3号線予定地とは知らなかったそうだ。

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小平1中の一中南公園。写真奥(西側)から手前(東側)を通る。公園の奥には小平1中のテニスコードがある。公園とテニスコートが予定地

参加者の主な意見は以下の通り。

  • こんなところを通るのかと思う。早くあきらめてくれないか。28mの道路、広い。川みたいなもの。考えられない。
  • 小平3・3・3号線というものを初めて知った。たくさん家があった。相当な立ち退きになる。むしろ五日市街道の歩道を拡げるなど整備をしてもらいたい。五日市街道は自転車事故が多い。もっと自転車道路を整備したらどうか。
  • (出来てしまうのなら)現計画を土台に市民の意向を取り入れながらやるべきだた。計画をスタートするならどうしたら良いのか?考えないと進まない。
  • たかの街道あぶない。たかの街道の歩道を整備する必要ある。学生が酔ってふらふらしていることもある。小平市のまちづくり、環境問題、縦割り行政の問題がある。計画ありきではなく、市民の意見が下からわき上がって行政に取り上げられて整備にとつながるべきだ。
  • 道路問題は自分の家の周りに影響がないと気にしない。道路計画を考える機会がない。個人があたるとかではなく、みなの問題として考えないといけない。都知事選でもどう投票したら良いか考えたい。横田基地民間利用を主張している候補がいる。横田基地民間利用なると、小平3・3・3整備必要と言われるかもしれない。
  • プチ田舎と逆行する方向、市政が迷走しているのではないか。
  • まちづくりと公共施設マネージメント、一緒に進めないといけない。
  • これで全部歩いた。小平3・3・3号線のイメージがわかない。出来ないんじゃないかと思う。防災、延焼防止、などは後付けの理由だと思う。
  • 都市計画道路は国、東京都、小平市が関係するが小平市を通るのだから小平市が小平市民の生活を考えないといけない。主権在民であることをわすれていけない。
  • 東京都のマスタープランには、拠点間を道路ネットワークでつなげるという構想があるが、小平市の7駅は、自転車が通れるような自転車道のネットワークで結んだ方が良い。
  • 多くの自治会の声を集めて小平市に働きかけられないか、と思った。
  • 今回歩いて道路計画の予定地で心に残ったのは、市役所の緑地帯。初めて来た。良い空間だった。仲町の平安窪のところ、東西道路がなかった。道路があっても良いかも知れないと思ったが、たくさん家があったので通し方は考えないといけない。
  • 武蔵美でやっている地球永住計画も小平を見つめ直すという意味では同じ。自然に対する理解を深めることは、まちづくりへの理解を深めることでもある。玉川上水などの環境にズームした話しと、都市計画道路という現実的な話。両者の活動に交流があってもよいのではないか。

都市計画道路予定地という目に見えないものを追いかけて、今日で8回目。今年はほぼ毎月開催しているが、自分自身は同じ場所を何度もあるいているが、今だに教えてもらうこともあれば自分で説明していて気付くこともある。改めてこの巨大公共事業、事業化する前に都民への周知と賛同が必要だと思う。当事者だけにしかわからないで少しずつ進んでいくのが都市計画道路。完成した新しい道路を自動車で通過するだけの運転する人は「便利になったね」と感じるだけであるが、多額な税金が使われ、玉川上水、多摩湖自転車道との交差、成熟した住宅街のコミュニティ、都市農業、商店街、失われものが多いことを知った上で判断しなければならない。

7月31日の都知事選、東京都の候補に都市計画道路についての考え方を公開質問している。増田候補の回答は、防災時の延焼防止、近隣都市との連携強化から道路ネットワークの形成の必要性が謳われている。防災や地域間の連携は否定されるべきものではないが、東京都の未整備の都市計画道路が約40%も残っていて、多くの予定地が既に成熟した住宅地になっており、毎年約3,000億円の公金が都内の都市計画道路の整備に使われてことを知れば、未整備の路線について都民の意見を聞いた上で見直しする時期に来ていることがわかるだろう。例えば小平市の都市計画道路のうち、完成した都市計画道路は24本中8本で、残り16本は未整備か事業中で未完成だ。成熟した住宅街に残された未整備の都市計画道路を強引に整備することを市民は望んでいるのだろうか。

次回の小平3・3・3号線予定地を歩く会は、8月はお休みして、9/4(日) 13:30西武新宿線小平駅集合で、あかしあ通りから、多摩湖自転車道(小平グリーンロード)の東側の西東京市境までです。また小平市まちづくり近代史について資料準備してお話ししたいと思います(資料代100円)。

(文責 神尾 直志)

 

 

 

 

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