2016年12月23日 第12回小平3・3・3号線予定地を歩く会 あかしあ通り~西東京市境まで

2016年12月23日(金・祝日)、第12回目、定期開催は最終を迎える小平3・3・3号線予定地を歩く会を行った。定期開催としては最後の会、20名以上が参加、忘年会も行って無事に12回を締めることが出来た。

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小平駅南口にて

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学園東小通り、あかしあ通りの東側。小平3・3・3号線は、写真左側(北側の約70mほどの住宅地を通る)。写真右側は、大正時代に箱根土地(後、コクド、現在は、西武グループ)が、学園都市として開発分譲したエリア。区画がはっきりして道路碁盤の目に整備されている。

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学園東通りから、北側の通りの小平3・3・3予定地側を見る。過去の地図をみると、こちらが開発されたのは昭和以降。細切れに畑が売られて残った部分が道路になっており行き止まり道路などが多い。最近でも小さく残された農地が宅地にかわっている。

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回田通りと交差する小平3・3・3号線予定地。写真は二小の南側から回田通りの東側を見ている。小平3・3・3は、回田通りと交差しタクシー会社の駐車場を通っていく。

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東たかの道が、ほぼ小平3・3・3の予定地とかさなっている。「郷土こだいら」小平市史別冊図録「近世の開発と村のくらし」などの記述によると、かつて、たかの街道とつながっていた記述がある。小平市の歴史講座の先生の話によれば、たかの街道はこのあたりの鷹狩りのエリアとして割り当てられていた尾張徳川家の鷹匠が通るみちだった。なお、東たかの道は、江戸時代の町の境界線でもあり、北側の野中新田善左衛門組と、南側の鈴木新田(現鈴木町)と呼ばれていた。

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小平3・3・3号線予定地、小金井街道西側の駐輪場。小平3・3・3号線は、写真正面(東)から、写真手前(西)に通る。

 

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小平グリーンロードの一部である多摩湖自転車道。ベンチの裏側のビニールハウスがあるあたりを小平3・3・3号線は、写真右側(西側)から、左側(東側)を通り、このベンチの東側で多摩湖自転車道と斜めに交差していく。

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多摩湖自転車道。小平3・3・3号線は、写真の右手前側(西側)から、写真正面の送電塔の右側(東側)へ抜けていく。

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石神井川。西東京市と小平市の境界線の断崖。石神井川の源流は、手前側(南)にある小金井カントリークラブ。小平3・3・3号線は、この写真の奥を、写真左(西)から、右(東)へ通る。断崖があるが、1963年当時の計画決定は、断崖のことを知っていたのだろうか。石神井川は、水が止まっており最近は大雨のときにしか流れない。小平市の歴史講座の先生の話では、小平団地をつくった際に地下水脈の流れがかわったため小金井カントリークラブの源流がとまったという説があると話を聞いたが、真偽はわからない。

出席者の主な意見は以下の通り

  • 水とみどりの街がすごく変化することが改めて実感できた。
  • 東京都は都市計画道路の見直しをするが、計画ありきの形だけの見直しで大きな問題だと思う。他県、他市では廃止の動きもある。
  • 小平3・3・3号線、出来ない方が良い。鈴天通り、28mの道路でつぶしてしまうこと知らない人が多いだろう。
  • 小平3・4・23号線と玉川上水の交差部の百国橋。国史跡指定後、護岸されていない区間での新設橋は初めてなので慎重にやっていただきたいと、都の教育庁から意見が出ており、小平3・4・23で良い工法が見つかれば、他の史跡にも使用することが期待できるとの識者の発言があったことがわかった。今後に活かすためにも事後調査が必要。
  • 小平市と西東京市の境界線のどんづまりのところに断崖がある事知らなかった。相当な土が必要になるだろう。計画したときに知っていたのだろうか。実情を見ないで設計していると思った。
  • みどりを優先にする街づくりを考えてもらいたい。
  • 西側、玉川上水とななめに交差する。石神井川もまたぎ、暗渠になることがわかった。
  • 久しぶりに歩く会に参加した。歩きながら参加者との交流、面白かった。
  • 歩く会がなければ小平市には来なかった。計画が具体的になっていくと何が問題なのかが、わかるだろう。石神井川との交差部、都市計画をしている人に地形の専門家がいないから、考慮されなかったのではないかと思われる。
  • 法律を知ることが大事。行政側も、何かを実現するために法律をつかって進めている。
  • 楽しかった。完歩出来て良かった。小さくやるイベントが好き。他県が見直しする中、東京都だけ見直し出来ない理由知りたい。
  • 道路村があって、道路が出来ないと困る人がいるんだと思う。
  • 小平3・3・3については、是非いろいろあるだろう。Virtual Realityで、小平3・3・3号線をを見える化すべきだ。車にとっては便利になるが、どう街がかわるのか見えてくる。どうせ出来ないだろうと思っている人もVRを見ることで、イメージ出来る。
  • VRまでなくても、グラフィカルな比較があればどうなるか理解できる。歩かないとどこを通るかわからない。
  • 皆が意識が高いわけではない。足下で起こっていることに興味をもってもらうための工夫は必要
  • 西東京市境の窪地は驚いた。突然、断崖だった。
  • 上野の谷中、最近まちブーム。西荻窪は古本屋などが文化的と言われている。積み重ねで盛り上がってきた。多摩地区でのやり方はあると思う。白梅など熱心な学校と一緒にやることも考えられる。
  • 駅があって特徴、中心がないのが小平。まちづくりが金太郎飴になってしまいがち。市長はCreativeで、Imaginationが必要。
  • 東に来ると、車多い。西側と違う。西側の農地を守る政策を取り入れてもらいたい。市街化調整区域にすることは出来ないか?
  • 東側も畑は残っており、商店街も残っていた。畑をつぶして道路を通すのと住宅をつぶして通すのは意味が違う。グリーンロードは日常的に利用している人が多いだけに影響が大きい。
  • 市民運動、自分の主張をしなければいけない。アートの世界も同じ。主張がないとだめ。でも、うまく伝えるのは難しい。
  • 2回歩いてだいぶわかった。歩く会、楽しみが必要と言う人もいるが、楽しめる要素ある。
  • 歩きながら世間話できて楽しかった。
  • 歩く会は、都市計画道路とは関係なくオリジナルコースをつくったらどうか。土地の歴史もあるので、楽しめる要素がある。
  • 横浜市には、地主が持っている緑地が売却されるとなると、自治会が動いて、市が動いて市が借り上げて市民の森のようにした例がある。

小平3・3・3号線予定地を歩く会の定期開催は終了となった。東京都の都市計画道路のこの10年の優先整備路線を決める第四次事業化計画が2016年3月に発表され、小平3・3・3号線の新小金井街道より西側が優先整備路線になることが見えたことがきっかけとなった。まちづくりに関心をもつ市民が増えて欲しいと思い、周知活動の目的として歩く会を始めた。小平市都市計画マスタープランは、2017年1月13日にパブリックコメントがおわり、3月に確定する。小平3・3・3号線は、東京都の上位計画ということで小平市の都市マスにも明記され、この10年間で事業化される可能性が出てきた。多摩湖自転車道との交差部や、鈴天・光が丘商店街と重なる部分など、少しでも良い形で検討されれば良いが、実際には大きな混乱をもたらすだろう。

さて、小平3・3・3号線予定地を歩く会を12回行って得たこと。多くの人に参加してもらい、関心を持ってくれた人は増えたと思う。しかし周知が進んだとは到底いえない。

一方、自分自身が得たことは大きい。小川町一丁目の西側にある社団福祉法人の黎明会。障害者、高齢者の施設や南台病院などを経営している。敷地内が予定地だったので初めて意識した。鈴木町にある二葉むさしが丘学園という児童養護施設は、その存在も知らなかった。タイガーマスク運動などで養護施設があることは意識にあったが、近くにあってもだれかに言われないとわからないものだ。予定地近くにあるため知ることができた。オープンカフェなど開放されている日もあるようなので、訪問してみたい。そのほかいろいろ地域をしるきっかけになった。小平の歴史、参加者からリクエストがあって勉強したが小平市史などを読み、いろいろ学ぶきっかけになった。道ができた経緯など、小平市の歴史を学ぶことで知るきっかけになった。都市計画道路は、その歴史も全く意識していないと思われる点が多々あり、改めて計画に問題を感じる。

今後は非定期開催で、参加希望者がいれば実施したい。また、西東京3・3・3号線の予定地を歩く会も企画したいが、住宅地図の入手から大変で時期は未定。

次回の歩く会は未定であるが、いつか開催するとき予定地でお会いしましょう。(文責 神尾 直志)

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