昨年の11月に説明会が行われた小平3・4・10号線の費用対効果について「小平のまちづくりは今」のメニューに固定ページとして追加しました。2016年11月に行われた説明会の資料や、小平市に文書で質問して得た回答を元に、検証しています。
(文責 神尾 直志)
昨年の11月に説明会が行われた小平3・4・10号線の費用対効果について「小平のまちづくりは今」のメニューに固定ページとして追加しました。2016年11月に行われた説明会の資料や、小平市に文書で質問して得た回答を元に、検証しています。
(文責 神尾 直志)
日時 平成29年2月3日(金)午後4時から
場所 小平市福祉会館 3階 第1集会室
定員 10名
申込 当日、午後3時40分から、会場で受付(申込み多数の場合は抽選)
小平市都市計画マスタープラン見直し委員会を傍聴しましょう。市のサイトはこちら
みなさんの提出した意見が、どう反映されるか、都市マスの見直し検討委員会を傍聴に行きましょう。
2016年12月23日(金・祝日)、第12回目、定期開催は最終を迎える小平3・3・3号線予定地を歩く会を行った。定期開催としては最後の会、20名以上が参加、忘年会も行って無事に12回を締めることが出来た。
小平駅南口にて
学園東小通り、あかしあ通りの東側。小平3・3・3号線は、写真左側(北側の約70mほどの住宅地を通る)。写真右側は、大正時代に箱根土地(後、コクド、現在は、西武グループ)が、学園都市として開発分譲したエリア。区画がはっきりして道路碁盤の目に整備されている。
学園東通りから、北側の通りの小平3・3・3予定地側を見る。過去の地図をみると、こちらが開発されたのは昭和以降。細切れに畑が売られて残った部分が道路になっており行き止まり道路などが多い。最近でも小さく残された農地が宅地にかわっている。
回田通りと交差する小平3・3・3号線予定地。写真は二小の南側から回田通りの東側を見ている。小平3・3・3は、回田通りと交差しタクシー会社の駐車場を通っていく。
東たかの道が、ほぼ小平3・3・3の予定地とかさなっている。「郷土こだいら」小平市史別冊図録「近世の開発と村のくらし」などの記述によると、かつて、たかの街道とつながっていた記述がある。小平市の歴史講座の先生の話によれば、たかの街道はこのあたりの鷹狩りのエリアとして割り当てられていた尾張徳川家の鷹匠が通るみちだった。なお、東たかの道は、江戸時代の町の境界線でもあり、北側の野中新田善左衛門組と、南側の鈴木新田(現鈴木町)と呼ばれていた。
小平3・3・3号線予定地、小金井街道西側の駐輪場。小平3・3・3号線は、写真正面(東)から、写真手前(西)に通る。
小平グリーンロードの一部である多摩湖自転車道。ベンチの裏側のビニールハウスがあるあたりを小平3・3・3号線は、写真右側(西側)から、左側(東側)を通り、このベンチの東側で多摩湖自転車道と斜めに交差していく。
多摩湖自転車道。小平3・3・3号線は、写真の右手前側(西側)から、写真正面の送電塔の右側(東側)へ抜けていく。
石神井川。西東京市と小平市の境界線の断崖。石神井川の源流は、手前側(南)にある小金井カントリークラブ。小平3・3・3号線は、この写真の奥を、写真左(西)から、右(東)へ通る。断崖があるが、1963年当時の計画決定は、断崖のことを知っていたのだろうか。石神井川は、水が止まっており最近は大雨のときにしか流れない。小平市の歴史講座の先生の話では、小平団地をつくった際に地下水脈の流れがかわったため小金井カントリークラブの源流がとまったという説があると話を聞いたが、真偽はわからない。
出席者の主な意見は以下の通り
小平3・3・3号線予定地を歩く会の定期開催は終了となった。東京都の都市計画道路のこの10年の優先整備路線を決める第四次事業化計画が2016年3月に発表され、小平3・3・3号線の新小金井街道より西側が優先整備路線になることが見えたことがきっかけとなった。まちづくりに関心をもつ市民が増えて欲しいと思い、周知活動の目的として歩く会を始めた。小平市都市計画マスタープランは、2017年1月13日にパブリックコメントがおわり、3月に確定する。小平3・3・3号線は、東京都の上位計画ということで小平市の都市マスにも明記され、この10年間で事業化される可能性が出てきた。多摩湖自転車道との交差部や、鈴天・光が丘商店街と重なる部分など、少しでも良い形で検討されれば良いが、実際には大きな混乱をもたらすだろう。
さて、小平3・3・3号線予定地を歩く会を12回行って得たこと。多くの人に参加してもらい、関心を持ってくれた人は増えたと思う。しかし周知が進んだとは到底いえない。
一方、自分自身が得たことは大きい。小川町一丁目の西側にある社団福祉法人の黎明会。障害者、高齢者の施設や南台病院などを経営している。敷地内が予定地だったので初めて意識した。鈴木町にある二葉むさしが丘学園という児童養護施設は、その存在も知らなかった。タイガーマスク運動などで養護施設があることは意識にあったが、近くにあってもだれかに言われないとわからないものだ。予定地近くにあるため知ることができた。オープンカフェなど開放されている日もあるようなので、訪問してみたい。そのほかいろいろ地域をしるきっかけになった。小平の歴史、参加者からリクエストがあって勉強したが小平市史などを読み、いろいろ学ぶきっかけになった。道ができた経緯など、小平市の歴史を学ぶことで知るきっかけになった。都市計画道路は、その歴史も全く意識していないと思われる点が多々あり、改めて計画に問題を感じる。
今後は非定期開催で、参加希望者がいれば実施したい。また、西東京3・3・3号線の予定地を歩く会も企画したいが、住宅地図の入手から大変で時期は未定。
次回の歩く会は未定であるが、いつか開催するとき予定地でお会いしましょう。(文責 神尾 直志)
2016年11月13日(日)、11月にしては暖かい日、第11回目の小平3・3・3号線予定地を歩く会を行った。今回は、中部地区の最後の会、14名が参加。今回は20代学生が2名参加してくれた。
小平市の都市計画マスタープランの見直しの状況や、歩く会のゴールから近い、小平駅北口再開発について建設新聞(2016年8月23日)の内容などを説明しました。
西武国分寺線との交差部。小平3・3・3と交差する。小平3・3・3は写真奥(西)から手前(東)へ通る。
小川町1丁目。閑静な住宅街と畑が共存する場所。南側(右側)の道路から北側(左側)畑が予定地、手前(西側)から、奥(東側)へ小平3・3・3は通る。
小平3・3・3(写真手前(西)から、奥(東)へ)と小平3・2・8(写真右(南側)から左(北側))の交差するところ。小平3・2・8の用地買収がかなり進んでいる。
小川2丁目地域センター(写真右奥)の手前側(南側)の小さなグラウンド。このエリアと、小川2丁目地域センターの駐輪場までが小平3・3・3予定地。写真左側(西)から右側(東)へ小平3・3・3は通る。参加者から、この写真の左側にある15小が南北に分断されるので北側からのアクセスが悪くなるのではという意見が出ていた。
小川二丁目の小平都市計画公園(3・3・1 鎌倉公園)。小平3・3・3の予定地は左側(北側)の2階建ての建物を含む写真手前(西)から、写真奥のゴルフ場(東)へ抜ける。打ちっ放しゴルフ場のほぼ中央を通る。なお、2016年度に見直し中の都市計画マスタープラン改定案(第11回小平市都市計画マスタープラン見直し検討委員会の議事資料)には、「小平らしい農を身近に感じる農業公園として小平都市計画公園(3・3・1 鎌倉公園)の整備を検討するなど、訪れたくなる魅力的なまちづくりを進めます。また、公園整備にあたっては、隣接する新五日市街道線(小平 3・3・3 号線)の一部区間などの周辺の基盤整備も検討し、青梅街道駅周辺との回遊性を高めるまちづくりのあり方を検討するなかで、健康増進にもつながるまちづくりを進めます。」と記載。農業公園をつくるが、小平3・3・3号線をつくらせろ、というように読める。農業公園と、28mの大型道路、全くなじまないものを同時につくろうとしているので説明が意味不明になっている。東京都からの要請が強く、小平市が応えているのだろうか。東京都の第四次整備計画でも、このあたりは向こう10年で建設が予定される優先整備路線ではない。残された農地に、少なくてもこの10年では必要のない小平3・3・3をつくることは市民に説明が出来る予算の使い方だろうか。
小平市役所南側の雑木林、ここも小平3・3・3号線の予定地。小さな空間であるが市役所を訪れる市民や、市の職員の憩いの場だ。写真右(東)から、左(西)へ小平3・3・3号線は通る。道路が出来れば小さな雑木林もなくなってしまう。
小平市役所の東側、素敵な井戸が。この写真は小平3・3・3の予定地ではない。この住宅街の奥(北側)に左側(西)から、右側(東)へ小平3・3・3は通る。
静かな住宅街の路地が小平3・3・3の予定地。写真の奥(東)のコンクリートの建物が小平市役所。市役所南側の写真奥(南側)から写真手前(東側)へ、小平3・3・3は通る。
ユタカ保育園の西側の予定地。左側(北側)の駐車場の一部から、路地、右側(南側)の住宅、ユタカ保育園の園庭が小平3・3・3予定地になっている。小平3・3・3は写真手前(西側)から奥へ(東側)を通る。
ユタカ保育園の園庭、道具、遊具など。写真手前(西側)から写真奥(東側)へ小平3・3・3号線は通る。
学園東町の素敵な住宅。小平3・3・3の予定地ではない。小平3・3・3は写真の左側(北側)。学園東町には庭がひろくて、素敵なお宅がいくつか見られる。
8の字に見える遊具があることから、8の字公園と地元では呼ばれていると参加者が教えてくれた。小平1中の南側の小平3・3・3予定地。こども達の集合場所になっているそうだ。8の字公園の右側(北側)半分が小平3・3・3の予定地。写真の右奥(西側)から、左手前(東側)を小平3・3・3は通る。
あかしあ通り西側にある公園でブリーフィングして歩く会は終了。小平3・3・3号線は、公園のブランコ奥(北側)を写真左(西)から右(東)へ通る。
参加者からの意見は以下の通り。
小平3・3・3の予定地を歩く会は、小平都市計画マスタープランに、市民の意見が多く出るようにと思ってはじめたが、次回、12月23日(祝日)で月一定例開催は最後の会となります。是非ご参加下さい。
12月23日(祝日) 13:30 小平駅改札集合、あかしあ通りから、小平グリーンロード東側西東京市境までを歩きます。くらしくはこちら
なお、第11回小平市都市計画マスタープラン見直し検討委員会の議事資料には、すでに小平都市計画マスタープランの改定案が出ている。12月中旬から、意見募集が始まるので、参加した皆さんは、市民の目線での意見を、積極的に小平市に出してもらいたく御願いします。
(文責 神尾 直志)
小平市中央公民館サークルフェアに参加して、企画展示とワークショップを開催しました。
2013年に小平市で行われた住民投票は、投票率50%に達しなかったため開票されなかったけれど・・・・
成立して開票され、「都の道路計画を見直す」という意見が多かったとしたら・・・・、
道路計画をどのように見直すかについて市民同士の話し合いが行われたことでしょう。
それは、日本で都市計画に市民参加するはじめの一歩になったことでしょう。
都市計画へ市民の意見を反映させるにはどうしたらいいのでしょう。
小平3・2・8号線を例にして、市民参加を模擬体験する展示をしました。
具体的には、小平3・2・8号線について市民が意見を出す試みとして、
都の現行案と市民が考えた代替案いくつかを掲示して、
来訪者の方にどの案がいいと思うかシールを貼ってもらいました。
展示期間中ブースにきてくださった沢山の方達からいろいろなお話を伺うことができました。
各案の特徴・メリットとデメリット
南北交通がスムーズになる。玉川上水と雑木林、閑静な住宅地が失われる。
東京都案と同じ経路。玉川上水と雑木林の緑を残せる。工事費維持費が高い。
シールを貼ってくださった方は93名でした。
(内訳:A案16名、B案6名、C-1案10名、C-2案5名、D案56名)
D案にシールを貼った方が一番多く、次いで、A案16名、C-1案10名、B案6名、C-2案5名の順でした。
小平中央公民館2階工芸室にて、参加者:8名
都の原案や代替案についてどれがいいと思うか、自分の考えを表明するシール貼りからさらに一歩進めて市民参加を模索したいと、自分が選んだ案について発表し、参加者同士で話し合い、意見交換をするワークショップを開催しました。
ワークシートに、都の案、代替案のよいと思う案に〇や△等をつけて、それをつけた理由やコメントを記入したあと、各自自分のワークシートに書いた内容を発表後、自由に話し合いました。
意見交換をすることによって、様々な角度からの意見を聞くことができ、それによって自分の視点や思考の幅が広がる感じがしました。市民同士が話し合うことは意義があると感じました。
<各案への意見 抜粋>
★これからも、この企画『小平3・2・8号線を「住民参加で見直す」としたら?』を行っていく予定です。
具体的な開催日程は、決まり次第お知らせします。機会があれば、ぜひご参加ください。
(文責 馬場悦子)