2016年3月2日
小平都市計画道路に住民の意思を反映させる会
https://jumintohyo.wordpress.com
共同代表:庄司徳治、馬場悦子、水口和恵、渡邊進
《プレス・リリース》
早稲田大学大学院生が小平市で行われた住民投票についてアンケート調査を実施
~投票した人のうち道路「計画を見直すべき」に投票したのは64.4%~
道路計画をめぐって2013年5月に小平市で行われた住民投票は、投票率が50%に達しなければ「不成立」とする改正条項によって開票されないまま、昨年9月30日、小平市は保管していた投票用紙を焼却処分し、投票結果は誰も知り得ないこととなりました。
「50%の成立要件」について小平市民はどう考えたのか、また、その成立要件は投票行動にどのような影響を与えたのかを考察するため、早稲田大学社会科学部卯月盛夫研究室所属の大学院生・福地健治さんが、小平市民を対象として、インターネットでアンケート調査を昨年8月末に行い、結果を論文にまとめ、2月29日に公表しました。(http://www.uzukilab.com/で論文全文を閲覧できます)
その論文では、「投票した」人のうち、64.4%の人が「住民参加で計画を見直すべき」に投票したことや、アンケート回答者全体の78.3%の人が投票結果を「開票すべき」と思っていたこと、などが明らかとされています。
「反映させる会」としては、誰も知ることができなかった住民投票の中身を考察したこの論文の内容をより多くの方に知っていただきたく、ご報道をお願いする次第です。この論文の概要は、㈱ぎょうせい発行の『月刊ガバナンス』3月号に掲載されたほか、「反映させる会」としても、論文の内容について知らせるイベントの実施を検討しています。よろしくお願い致します。
論文題名:「小平市における都道3・2・8号線の住民投票に関する研究―住民意識調査から『投票率50%の成立要件』の意味を考えるー」
論文についての問い合わせ先:早稲田大学卯月研究室 kodaira@uzukilab.com
<アンケート調査概要>
実施日時:2015.8.27~28
調査方法:インターネット調査(調査受託:インターネット調査会社 ㈱マクロミル)
アンケート依頼モニター数:小平市民 1855人
回答者数:309人うち、有権者272人