5/16(土)小平3・2・8号線 現地を歩く会を実施します。

小平の住民投票で話題になった小平3・2・8号線の予定地1.4kmを歩きながら、参加者間で意見交換します。
5/16(土)13:00小平中央公園体育館前集合、15:00まで、歩行距離約3kmです。資料代100円。(小雨天の場合、決行、大雨の場合中止)

都市の環境倫理を研究をされている江戸川大学社会学部の吉永明弘先生と江戸川大学の学生さんとともに歩きます。

最近、吉永先生は、「地域エゴ」の何が悪いのか?――NIMBYから考える環境倫理をSYNODOSに寄稿されました。
http://synodos.jp/society/13790

15:00から、中央公園の雑木林で、NINBYから考える環境倫理について吉永先生に簡単な解説をして頂き、都市計画への住民参加のあり方、についてなど、意見交換したいと思います。なお、この日は19:10から、この雑木林で

どんぐりの会主催の月夜の幻燈会『どんぐりと山猫』

http://dongurinokai.net/?p=6248

がありますので、こちらを見学するのもお勧めです。

一般の方も参加できますので、お気軽にご参加ください。事前に参加連絡をいただけますとありがたいです。15:00から参加でもOKです。(080-5071-0255 神尾)

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10月29日(水)、小平3・4・24号及び3・3・3号線の事業概要及び測量説明会が開催されます。

小平3・4・24号線及び3・3・3号線の事業概要及び測量説明会が開催されます。

日時:平成26年10月29日(水)午後7時から8時30分まで
場所:上宿小学校
市のホームページ> http://www.city.kodaira.tokyo.jp/kurashi/040/040139.html

平日の夜と、お忙しいお時間ではありますが、ご都合のつく方は、是非説明会におでかけください。

小平3・4・24号は、小平市の西部、玉川上水にある小川橋を立川方面から、東大和市駅へ北上する都市計画道路です。現存する2車線の小川橋の南北の蛇行している部分をまっすぐに整備する計画の説明のようです。

もう一本、小平3・3・3号線は、その小平3・4・24号線(小川橋から東大和駅へ向かう道路)から、立川通りまでの100mの区間だけ整備するための説明です。
(※図1:事業案内図(小平市ホームページより))

図1

図1:事業案内図

この整備の進め方には大いに問題があります。

小平 3・3・3 号線は、新五日市街道ともよばれる道路計画で、横田基地の南側、立川市を起点に、小平市を東西に通過し、西東京市で青梅街道に合流する東京都の主要幹線道路計画の一つです。幅員28m、4車線道路です。昨年住民投票が行われた小平3・2・8号線同様、1962年に計画決定されました。(※図2:小平市の都市計画道路で東西に延びる赤字点線です)

図2:小平市の都市計画道路

図2:小平市の都市計画道路

小平市の8.1kmの区間は、中島町の都営アパートの南側から、玉川上水を分断しながら小平市に入ります。12小の南側、武蔵野美術大学のキャンパス中央を分断しながら通過し、たかの街道と青梅街道の間を進み、5中の北側、1小の南側を通ります。3・2・8号線、府中街道と交差して、15小の北側を通り、小平警察署の南側、中央公民館と市役所の間を通り、学園東町の住宅街に入ります。1中敷地内南がのテニスコートを一部削り、あかしや通りを通過して、2小の校庭の南側一部と学童クラブの建物を削り、フジパンの工場の南側とパンピー食品の南側の敷地一部を通過して、小平新小金井街道を通過して、小平市の中でももっともにぎわいが残っている鈴天通りと光が丘商店街のを800mほど踏みつぶす形で通過し、花小金井駅南口を通り、西東京市に抜けていきます。

中島町、小川一丁目、小川二丁目、学園東町、天神町1丁目、鈴木町一丁目、花小金井南町2丁目、3丁目と、多くのエリアに影響を与えます。小平市だけで、1000世帯の立ち退きがあると耳にしたことがあります。あまりにも犠牲の大きい道路計画です。

本来ならば、小平 3・3・3 号線路線全体の必要性の確認や、住民への丁寧な説明と理解を得ながら進められるべきであり、東京都が10年ごとに改定する多摩地域における都市計画道路の整備方針や、小平市の都市計画マスタープランで、優先整備路線として指定されるべきです。現在はどちらも優先整備路線にはなっていません。

これまでも、花小金井駅南口部分や、武蔵野美術大学キャンパスの内外の約400mと、短い区間をすこしずつ整備してきました。細切れに道路整備を行い、いつのまにか路線全体の整備を正当化するような進め方は住民参加からほど遠く、大変問題があります。

少しでも多くの方に、説明会に参加し、都市計画の問題を一緒に考えていただけたらありがたいです。反映させる会の世話人も、数名参加して質問をする予定です。

(文責:神尾 2014年11月3日一部修正)

風土論の視点から見た小平都市計画道路問題

2014年7月6日、江戸川大学の社会学講師の吉永明宏さんが、大学生を連れて小平3・2・8号線現地を歩く会に参加下さり、感想を書いて頂きました。以下、吉永さんの感想文と写真です。(神尾直志)

 

「風土論の視点から見た小平都市計画道路問題」

江戸川大学社会学部講師 吉永明弘

最初に「小平3・2・8号線現地を歩く会」に参加したのは4月12日のことだった。小平を訪れたのはそのときが初めてで、駅から降りて、小さな落ち着いた街だと思った。立ち並ぶ店、公園と体育館、玉川上水など、とても文化的に見えた。そのときの見学で最も印象に残っているのは、静かな住宅地と「郊外」的な景観とのギャップが分かる地点に立ったときのことだ。ここに道路を通すことで、住宅街の景色が、よくある「郊外」の景色になってしまう可能性が高いという。國分功一郎氏の著書や出演番組などで、道路建設や住民投票のことは知っていたが、現地に来たことによって道路建設の問題性が見えてきた。

そこで7月6日に、今度は大学の学生たちをつれて再び「歩く会」に参加した。学生たちも熱心に解説を聞き、最後は各自の感想や意見を述べていた。私も若干感想を述べたが、言い足りない部分があったので以下に記しておく。

現在、地域環境の改変が一部の人たちの計画によって行われてしまっているが、地域環境の改変の影響を最も受けるのは、その地域で暮らしている人たちである。一番の当事者である住民が計画に関われるような仕組みが必要であろうし、そのような仕組みをつくるきっかけの一つとして実施された住民投票の結果が開示されないことは不条理だと思う。

風土論の研究者オギュスタン・ベルクは『風土としての地球』(筑摩書房)の中で、「環境整備の規範」として、1)風土の客観的な歴史生態学的傾向、2)風土に対してそこに根をおろす社会が抱いている感情、3)その同じ社会が風土に付与する意味、これらを無視するような整備は拒否されるべきである、と述べている。ということは、環境整備に関しては、地域社会の感情や意味づけを表明する機会を設けることが必須になるはずだ。「環境整備の際の住民参加の必要性」は、言葉にしてしまうともう何度聞いたかわからない陳腐な文言のように思えるが、実質的に顧慮されていない以上、繰り返し要求し続けなければならない。

また、道路が建設されることを見越して住宅が建てられていることや、次に予定されている道路建設計画がより問題をはらんでいるということを、今回の見学で初めて知った。マスコミ報道だけでは問題の細部が見えてこない。現地見学は細部を知るためのよい機会となった。

シンポジウム「どんぐりと民主主義 part5」のご報告


11月9日に行ったシンポジウム「どんぐりと民主主義 part5」では170名を超える多数の参加者にお越しいただきました。本当にありがとうございました。遅くなりましたが、かんたんにご報告します。

シンポジウムでは「住民投票と住民参加~小平と徳島から学ぶ~」と題し、3名のパネリストにより、これから小平の活動をどうしていったら良いのかについて議論していただきました。今回は、徳島市の吉野川河口堰の建設を巡る住民投票の活動に中心的に関わられた村上稔さんにお越しいただきました。いつもの中沢新一さん、國分功一郎さん、途中、同じく吉野川可動堰の運動に関わられた成蹊大学教授の武田真一郎先生にもコメントをいただき、参考になるお話を沢山していただきました。

参加者からも「住民投票が終わって、もうダメかと思ったが元気が出た」「まだまだやれることはある」「やれることをやっていかなければ」など、前向きなコメントを多数いただきました。一方で「まだまだこの問題を知らない人が多いのでは」「住民投票や開票を求める請願の後の活動がどうなっているのか分かりにくかった」などの感想もいただきました。

私たちが当初から問題にしていたのは、道路建設への賛成・反対ではなく、都市計画道路328号線計画が市民の意見を反映させて民主的に進められているか否かです。道路建設の事業認可は下りましたが、多くの皆さんに共感していただき、マスコミでも大きく取り上げられた、上記の課題は何も解決されていません。

50%の投票率がないと不成立という行政の横やりでうやむやにされてしまいましたが、多くの皆さんがこの問題点を共有して下さっていることが分かりました。

武田先生が「小平の皆さんの雰囲気は徳島の雰囲気とよく似ている」とおっしゃっていたことが印象に残りました。私たちは人と人のつながりを大切にしながら粘り強く活動していきます。

知恵と力を合わせて頑張っていきましょう(^^)。小平を楽しくしていくために。

シンポジウムの様子を動画でご覧になることができます。
どんぐりと民主主義 part 5 (前篇)youtube
どんぐりと民主主義 part 5 (後篇)youtube
IWJによるアーカイブ映像(全体)

シンポジウムで話された要点
①事業認可後に計画が見直しになる例はある。まだまだやれることは沢山ある。
②市民を信じて正確な情報を提供すれば必ず市民は正しく判断する。
③問題点を明確にする運動全体のデザインが必要
④雑木林や玉川上水の価値を知ってもらう活動をもっと進めて行く事が大きな運動になることにつながる。(吉野川の十番堰も最初は誰も関心がなかった)
⑤よく遊び、よく学べ(楽しみながら問題点を広めて行くのがいい)
⑥諦めの悪い非常識市民になれ

〈参加者の感想〉
いやみなくらいにしつこく長く続けていく運動、と聞いて安心しました。
先日、雑木林を見に行きました。
建設計画の看板が建てられていて、通行の人が何人も立ち止まって見ていましたし、親子連れも子供に説明していました。
自分たちの住んでいる場所に関心を持つというあたりまえのことを、これから自分の住んでいる街で始めてみようと思いました。(長谷川 真)

徳島のパンフレットのデザイン力はすごいと思った。
心をつかまれた。関心が湧く。
今回のシンポジウムもききごたえがあって面白かった。
武田さんの話もわかりやすくて良かった。
あせらず長い目でこの活動を見守り、参加していきたいと思った。
ゾンビのようにしぶとく・・・。
既に道路建設されてしまった街を皆で歩いてみたら、ヒントになることがあったり
“小平の林をこんなふうにはしたくない!”と刺激されてモチベーションがアップしたりするのではないか?(肥野 望)

(写真:高野丈)

明日3月6日は小平市議会の傍聴へ!

小平市で住民投票が実現するかどうか、市議会で決まります。
明日3月6日午前9時から、どうして住民投票を求めるのか、代表3名が小平市議会で意見を述べます。ぜひ、傍聴にいらしてください。

市議会では、意見陳述の後、市議から市長意見への質疑が行われ、その後、委員会付託となり、特別委員会(公開)で審議が行われる見込みです。

傍聴受付は8:30から市役所7階の議会事務局で始まります。小平市議会の議場の傍聴席は60席、特別委員会が開かれると思われる第一委員会室の傍聴席は30席です。議会事務局では、入れない人のために音声傍聴の準備をしてくださっているとのことです。(期待にこたえましょう!)

審議に何時間がかかるかわかりません。最初の方だけ傍聴して途中で退席しても、途中からいらしてもOKです。市外の方もぜひいらしてください。多くの方が傍聴に来てくださることを願っています。どうぞよろしくお願いいたします。