2016年1月16日 小平3・3・3号線予定地を歩く会(第3回)あかしあ通り~西東京市境まで

2016年1月16日 土曜日、晴れていて風もなく天候にも恵まれ、小平3・3・3号線の第三回目の予定を歩く会を行った。参加者15名。小金井市からも一人参加者があった。

小平2小の南側の敷地や学童保育部分、及び、あけぼのパンの南側とパンピー食品を通り、新小金井街道から、鈴天通り商店街、光が丘商店街、花小金井南口の既設部分を経由して、小平グリーンロードの一部の多摩湖自転車道と重なる部分を通り、西東京市境まで3時間半ほどで終了した。夕方はだいぶ冷えてきた。参加者の皆様、お疲れ様でした。

あかしあ通りの東側の小平3・3・3号線予定地部分、閑静な住宅地が広がっている。

あかしあ通りの東側の小平3・3・3号線予定地部分、閑静な住宅地が広がっている。

小平第二小学校の敷地の一部が小平3・3・3に重なる。左には学童保育の屋根が見える。この写真に見える部分はすべて予定地

小平第二小学校の敷地の一部が小平3・3・3号線に重なる。左には学童保育がある。この写真に見える部分はすべて予定地。

左側が北側であけぼのパンの工場。あけぼのパンの敷地の南側が予定地。右側のマンションの低層棟は修繕工事中のようであるが、都市計画道路予定地のため高さ制限があり建物は2階建になっている。

写真左側(北側)があけぼのパンの工場。あけぼのパンの敷地の南側と右側のマンションの低層部分が予定地。小平3・3・3号線予定地のため高さ制限があり、建物は2階建になっている。

パンピーを知っていますか?私は知りませんでした。子ども向けの乳酸飲料だそうです。パンピー食品工場の敷地の一部が予定地

パンピーを知っていますか? 私は知りませんでした。子ども向けの乳酸飲料だそうです。写真パンピー食品工場の敷地の一部が予定地。

小平市の中でも個人商店街中心で賑わいを残している鈴天商店街の北側。このあたりは南側の一部と、北側はまるまる予定地。

小平市の中でも個人商店街中心で賑わいを残している鈴天通り商店街、写真左側が北側。歩いて移動できる味わいのある商店街だ。このあたりは南側の一部と、北側は店舗全部が予定地。

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鈴天通り商店街から東に進むと、続いて光が丘商店街に入る。写真右側(北側)が予定地。鈴天通りと光が丘商店街併せて800m程度続く雰囲気の良い個人商店街の通り。多くの店舗がなくなることの損失はどう考えればいいのか。予定地と知っていてお店を出したのだから仕方がないとして進めているのは、あまりに乱暴ではないか。

 

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光が丘商店街の南側の路地を入り、花小金井駅南側を見ているところ。マンションの間が小平3・3・3号線の既設部分。小平3・3・3号線が建設されれば駐車場や農地などとして残っている部分もマンションに変わるのだろうか?

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小金井街道の西側の予定地の駐輪場。東京都からの借地であり、小平3・3・3号線が工事に入ると使えなくなると、ご丁寧に看板が立っている。いつか造るという意思表示はしている、ということか。ずいぶん古い看板だった。

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花小金井駅南側の既設部分250m程度の小平3・3・3号線。現在は2車線で整備されている。

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小平グリーンロードの一部である多摩湖自転車道を斜めに交差するため、少なくとも200mは小平3・3・3号線に重なっている。写真手前右側から写真奥の左側に小平3・3・3号線は抜けていく。利用者は市外・県外にも及ぶ広域の自転車道(遊歩道)であり、影響は大きい。

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写真正面左側が北側。正面左側の路地の左側が予定地。小平3・3・3号線が市境で西東京3・3・3号線になる。西東京側も今回の第四次事業化計画で、優先整備路線として選定されている。写真正面右側が多摩湖自転車道(小平グリーンロード)で武蔵境に向かう。

参加者からの意見は以下の通り。

  • グリーンロードと大きく重なるのは問題だ。花小金井南側の既設部分はできたが、使われていない。北側にも使われていない道路がある。
  • このタイミングで優先整備路線となって商店街の個人店主などは頭の中が整理が付いていないのではないか。
  • グリーンロードは歩行者、自転車がかなり多い。重なっている距離も長い。利用者への影響が大きい。
  • グリーンロードが長い。武蔵境から所沢までつなぐ多摩湖自転車道として市外にもつながっている。影響は大きい。小平駅から萩山方向の小平グリーンロードも東村山市の都市計画道路がある。
  • 具体的に商店街のお店の店主の意見を聞けたのが良かった。商店街、大きな損失。
  • 街の価値が50年前と今では違う。生活圏が大きく変わってしまう。説明していないので進めてしまうのはどうなんだろうか?
  • 地権者や周辺の人だけの意見で決めて良いはずがない。今のこの街の価値はどうなのか?交通量は、災害時はどんなに道路を増やしても、国道16号や、環八が詰まればどうにもならない。むしろ多摩湖自転車道のような歩行者道路をうまく利用すべきだ。いざ災害というときに、一般車両を通さず、緊急車両だけを通せば、必要な物資を運べる。
  • 商店街で生の声が聞けて良かった。どっちの街のビジョンを持つか? 花小金井駅の南口の大きなマンションが立っているイメージか、商店街や農地、グリーンロードのような街か。だれも意見を言っていない状態ですすんでいる。大事な街の魅力を伝えることが大事で、みなでビジョンを作っていければいいと思う。
  • 花小金井南口の昔の姿を知っている。何もない野っ原だった。小平3・3・3号線の一部が出来たとき違和感があった。青梅街道と五日市街道が存在するのに、理解できない。模型やCGをつくってイメージを伝えることは出来ないか? 日本橋の上に首都高があるが、CGでとった景観の映像を見た。全然違う。
  • 影響が大きすぎる。住んでいる人、周りの人はどう思っているのか? 本当は市がやらないといけないイベントだ。
  • 知らない人が多いと思う。ほとんどの人が優先整備路線になり事業が進もうとしていることを知らないのではないだろうか。車持っている人、運転する人が減っているのに新しい道路いるのか? 道路の補修費も増えていくのではないだろうか? グリーンロードの影響も大きい。
  • コミュニティ商店街、あれは遺産のような価値がある。商店街を盛り上げることを考えないと行けない。みんなが参加して行くことが大事。
  • 今回1/3を歩いたが、全部歩きたい。50年間の営みがなくなってしまうのが問題。知らない人が多い、まず知ってもらう。知った上で判断すべき。古い住宅も多いエリア。歩いて行ける商店街がなくなるのは、影響が大きい。

鈴天通り及び光が丘商店街で、小平3・3・3の予定地にお店を出している二人の店主にお話を聞いた。

市報こだいらに載ったので優先整備路線になったことは知っていた。選挙の度に保守系候補が、いよいよ(小平3・3・3号線が)出来るよ、という話を何度か聞いていた。(小平3・3・3号線)予定地と知っていて店をやっているのだから、出来るときは立ち退けということなんだろうが、どうなんだろうか。まだ商店街メンバーでの話し合いは出来ていない、というのがお一人のお話。もうひとりは、歩く会のイベントに対してふーんという感じで、あまり話をしたがらない様子だった。事業化したら土地を売りたいと思っているようにも感じたが、踏み込んで聞ける雰囲気ではなかったので、よくわからなかった。

2016年3月には東京都の優先整備路線が固まる。恐らく小平3・3・3号線は予定通り、西東京市部分及び、新小金井街道の東側までが優先整備路線になるだろう。1年遅れの2017年3月に小平市都市計画マスタープランが見直しされる。今年は小平3・3・3号線の予定地を歩く会を毎月行い、少しでも市民の声が反映されるように動きたい。優先整備路線となった、他の都市計画道路や開発計画をタブーにしないワークショップなどを行い、意見を集約していくことが出来ればと思っている。

(文責 神尾直志)

 

12/5小平市市民学習奨励学級「道路か? 緑か? 東久留米市の都市計画の例」報告

大変遅くなりましたが、12月5日(土)に開催した、小平市市民学習奨励学級「市民の思いが実現するまちづくりへ」第二回「道路か? 緑か? 東久留米市の都市計画の例」の報告をアップします。

2010年からの東久留米市都市計画マスタープラン市民検討委員会で委員長をつとめられた小泉秀樹先生と市民検討委員のお二人から、策定時のお話をしていただき、大変参考になりました。具体的な内容をお伝えしたくて、あまりまとめてしまわず、長めのまとめにしてあります。多くの方に報告をお読みいただけたらと思います。


小平市市民学習奨励学級「市民の思いが実現するまちづくりへ」第二回
「道路か? 緑か? 東久留米市の都市計画の例」

2015年12月5日
講師:小泉秀樹氏(東京大学大学院都市工学専攻教授)
コメント:桑原芳夫氏、田中直子氏(東久留米市民)
出席者:25名

■小泉先生のお話(東久留米市都市計画マスタープラン市民検討委員会委員長としての経験から)みんなが主役のまちづくりの実現に向けて」

 2010年、当時の馬場市長から依頼され、「東久留米市都市計画マスタープラン市民検討委員会」の委員長を引き受け、委員15名と行政側とで都市計画マスタープランの見直しを行った(平成24年5月に発行)。

 市町村が決める都市計画に限らず、より広い意味での都市計画のガイドにしたいと考えて作成した。本当は都市計画マスタープランではなく、様々な分野別計画を空間の側面から統合する「都市マスタープラン」という位置づけにしようと話していた。呼称は都市計画マスタープランになったものの、農業振興計画等や、都市計画決定済みで実質的に東久留米市に決定権限のない都市計画道路についても、空間作りに関わるものとして、都市マスタープランに明確に位置づけて進めようとした。

都市計画マスタープランは、全体構想と、より細分化した地域単位で具体的に記述する地域別構想の二本立てになっているが、以下の流れで、この二つを並行してまとめた。

①土地利用の現状、自然環境、産業、市民のまちづくりへのニーズの把握等の基本的調査
市民検討委員会と庁内検討部会:全体構想の中間見直し骨子案の作成
市民検討委員会と庁内検討部会:全体構想の中間見直し草案と地域別方針の中間見直し骨子案の作成
作業部会:全体構想及び地域別方針の草案を詳細に検討
⑤作業部会、市民検討委員会、庁内検討部会:まとめ

 問題点や課題の把握を行うために、①の段階で1回目、②の段階で2回目、④の段階で3回目の地域別懇談会を実施した。市民の意見を丁寧に取り込むために、地域懇談会を3回実施したことが特徴だ。2回以上意見を求めるのは原則で、1回だけでは、きちんとしたコミュニケーションが成立していると言えず、どう反映されたか確認が出来ない。ただし、地域懇談会の参加者は延べ230人と多くなかった。

また、②の段階で1回目のパブリックコメント、④の後に2回目のパブリックコメントを実施した。多くの自治体では②の段階ではパブコメをやらないが、この段階で行うのは大事で、出た意見をベースに案を作ることができる。④以降、細部の検討をするために市民検討委員会の中に作業部会を作って、委員会メンバーが自ら原稿を書いたのも特徴だ。

 マスタープランの理念は、「豊かな水と緑に囲まれ、活力のある、住み続けたいまち 東久留米」だ。池袋から20分なのに、美しい湧水や緑が多く残っているのが特徴。2本の川も親水性が高く、日常的に水と緑に触れる機会が多い。水と緑を守ることは市民の共通認識になっており、これは東久留米で都市マスタープランを作る上で軸になった。 「都市の骨格図」を見ると、保全すべき緑の拠点の多さがわかる。緑と共存できる地域づくりが、他の都市との差別化で重要な鍵だということは、よく議論になった。

東久留米_都市の骨格図

都市の骨格図(東久留米市都市計画マスタープランより)

東久留米_道路ネットワークの方針図

道路ネットワークの方針図(東久留米市都市計画マスタープランより)

「道路ネットワークの方針図」に、東京都の優先整備路線(多摩地域における都市計画道路の整備方針〔第三次事業計画〕で10年以内に優先的に整備すると位置づけられている路線)がわかるように、色分けしたのも特徴。主要幹線道路・幹線道路・補助幹線道路を線の太さで分けた上に、整備済み、事業中、優先的に整備すべき区間、上記以外の区間(当面は整備されない)を、点線でわかりやすく表現した。他市では、単に都市計画道路を図示しているだけの例もあるが、それではイメージがしづらい。

道路整備の長期にわたるメリット・デメリットは、道路網の図だけでは見えてこない。こういう図によって、関係する市民も自分の生活がどう変わるか予見できる。道路の地域への影響について委員会でよく議論した。持続可能評価というが、道路はどこに作られるのか、そこには何があるのか、道路のネットワークとしてどういう形になるのかの段階を追った変化、道路をつくるインパクトについて考え、メリット・デメリットを検証しながら計画を考えようとした。

 多くの人が緑の拠点と考えている地域に都市計画道路があった。特に自然へのインパクトが大きい部分について検証し、議論の俎上にのせて市のスタンスを明確に示さないと、事業化の段階での調整は難しいということをよく話した。地域で活動している生態系等の専門家にも情報をもらい、相当議論した。優先整備路線として部分的に整備が進められている3・4・18号線と竹林公園の交差部分、及び、一部整備済みとなっている幹線道路の3・4・12号線と南沢緑地保全地域の交差部分が焦点となった。交通網として本当に必要なのか? 交通シミュレーションまでは出来なかったが、南北の移動が確保できるかを検討し、3・4・13号線を通すことで、3・4・12号線をつくらなくても南北に移動できると考えた。また、西武池袋線の連続立体交差事業などを同時に進めなければ交通量をさばけないので、高架の検討が進んでいない箇所は、少なくとも急いで優先整備路線にする必要はないだろうと考えた。

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道路ネットワークの方針図 (自然環境を守ることを前提とした区間の説明)

 都市計画道路の指定を解除して欲しいという意見もあったが、現実的には難しいことから、折衷案について議論した。東久留米市の立場だけで都市計画の整備そのものを否定するのは都との協議ではロジックとして通りにくい。都の計画に即さないといけないという縛りもある。結論としてまとめた文章は、都市計画道路を整備しますが、条件は付けさせて下さいという表現になっている。

 「本市の財産である南沢遊水地を横切る形で計画されている都市計画道路東3・4・12と、同様に竹林公園を横切る同東3・4・18の整備にあたっては、その環境を守ることのできる整備のあり方が明らかになるまで当該箇所(道路ネットワークの方針図:自然環境を守ることを前提とした区間)の整備を留保し、明らかになった時点において、それにあわせて整備を進めます」。

 また、小山緑地についても保全を求める声が市民から上がり、「市内外を連絡する道路交通機能を担うことが期待される都市計画道路東3・4・21の整備にあたっては、小山緑地保全地域の自然環境を踏まえ、整備のあり方を検討します」という記述を加えた。

 「地域別まちづくりの方針図」にも、凡例として「自然環境を守ることを前提とした区間」が入り、地区ごとの計画にもきちんと落とし込まれ、各地区の人が見てわかるようになっている。

 行政や外部の専門家、市内で活動している専門的知識を持つ市民、さまざまな立場の市民が協力しながら都市マスタープランを作ってきたことは、その後、みなさんが協力するためのフレームワークであり、実際に共働のまちづくりが進まなければ意味はない。その後につながっているかどうか私は把握していないが、そのあたりを含めて市民のお二人からお話いただけるのではないか。


■桑原芳夫さん(市民検討委員会 副委員長)のお話

 小泉先生が委員長となって策定された都市計画マスタープランで私がよかったと思う点は、以下の3点だ。

・メリハリをつけ戦略的に攻めるところは攻める、守るところは守るという方針。
・住民が主体的に作ることができる地区計画制度の利用をすすめている。
・都市計画マスタープランは、大きなまちづくりを描き、細部は書かない。細部については市民と交流の場を設けて詰めると随所に記述することで、以後のまちづくりに市民が関われるようになっている。

 全体を通して、異なる市民の立場が収斂されていく、ということが重要だと思う。市民が多様な意見を話し、それを聞く場を作り、市民が常日頃から継続的にまちづくりに関わり、自分たちで収斂させていくことができたらよいと考えます。その基本になる都市マスタープランは重要だと考えています。

■田中直子さん(市民検討委員)のお話

 改訂前の平成12年の旧都市計画マスタープランでは「市民参加」を理念としており、また自然環境の保全の両立ができるまで都市計画道路の整備を留保すると明記していた。

今回の都市計画マスタープランでは、さらに1歩進め、私たち自身が当事者であり、「子どもたちの将来に負担を残さないよう、持続可能な市の発展の一翼を担って『みんなが主役のまちづくり』を進めます」ということを理念としたことで、個所を明記することにつながった。

 その前提となっているのが、市民の自然環境を守る具体的な活動の実績だ。湧き水のある川を甦らせて親水性のある整備にし、工事の際にもいきものを保護した。また、市民が主体となって水辺公園を作り、生態系に配慮した管理をしており、調査や環境教育、市民による地域学講座も行われている。川を清掃して川に入る企画も22回続けられている。行政としても20数年間続けられた具体的な実績を無視できなかったから、「自然環境を守ることを前提とした区間」を指定することができた。東久留米にとって大事な場所を次世代に残したいという声が出たときに、守っていこうという展開ができたのだと思う。

 緑の基本計画においても、都市計画マスタープランをもとに、緑地の保全と都市計画道路について同様の方針とした。都市計画マスタープランが議論の前提となった。

 その後、市民主体のまちづくりを進めるところまでできていないのが残念だ。ただ、マスタープランに緑地保全の文言を入れたことは大変役立っている。その文言を市民が主体的に書く場があったことも大事だ。小平市でもこれからマスタープランへのパブリックコメントがあると思うが、策定も含めて市民が協働できるしくみづくりをやれるといいと思う。

第四次事業化計画(案)への意見を都が募集中!

東京都が「東京における都市計画道路の整備方針(第四次事業化計画)(案)」を取りまとめ、意見・提案を2月10日(水)まで募集中です。第四次事業計画(案)の優先整備路線にするということは、「この道路をこれから10年間で作ろうと思う」と行政側が決めたということの最初の告知なので、このタイミングで意見を出すことは重要です。この機会にどんどん意見を出しましょう。

整備方針(案)に対するご意見・ご提案の提出方法(上記ページより)

整備方針(案)に関するご意見・ご提案を募集いたします。いただいたご意見の主旨は、ホームページなどで公表させていただく場合がありますが、ご意見の原文は公表いたしません。また、個人情報や個人を特定した誹謗、中傷となる内容と判断される意見については公表いたしません。様式は自由です。下記様式を参考に、可能な限り、性別、年齢、お住まいについてお知らせください。

募集期間:平成28年2月10日(水)まで
提出先:東京都都市整備局都市基盤部街路計画課
       [郵 送]〒163-8001 東京都庁
       [FAX]03-5388-1354 
       [メール]S0000179@section.metro.tokyo.jp

【参考】様式 ご意見記入用紙PDFファイル100KB)


この第四次事業化計画(案)は、おおむね10年間で優先的に整備しようとする路線を定めたものですが、小平市では、今回、以下の区間が優先整備路線に選ばれています。

○都施行
小平 3・3・3 号線の西東京市境~花小金井南町二丁目区間(地図中の都-112、870m)
小平 3・3・3 号線の小平 3・4・17~小平3・4・7区間(地図中の都-113、1,180m)
○市施行
小平 3・4・10 号線の小平 3・4・21~市道第 A-61区間(地図中の市町‐35、530m)
小平 3・4・19 号線の小平 3・4・14~東久留米市境区間(地図中の市町‐36、450m)
○その他
小平 3・4・12 号線 小川駅~小川西町四丁目(交通広場約 3,200 m²)(地図中の他‐14、50m)
小平 3・4・19 号線 小平駅~小平 3・4・14 (交通広場約 5,000 m²)(地図中の他‐15、100m)

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こちらのほうがわかりやすいですね。

第四次事業化計画(案)小平部分

小平市HP「市内の優先整備路線およびオープンハウスとパネル展示の日程」より

小平市のHPにも18日(金)に「東京における都市計画道路の整備方針(案)の公表」という記事がひっそりと出ていました。Twitterでのお知らせもないし、トップページのトピックスにも出ていないし、検索しないと見つけられないような告知の仕方ですが、さらに、このページの下のほうに添付ファイルとして「市内の優先整備路線およびオープンハウスとパネル展示の日程」というのがありました。こちらも、もっと目立つ形で告知していただきたい情報です。都主催のオープンハウスを新宿と立川だけじゃなくて小平でもやってほしい。小平で開催するのは小平市主催のパネル展示のみです。

オープンハウス(東京都開催)(個別対話形式による説明)

  • 〈新宿西口広場〉1月15日(金曜)~17日(日曜)午前10時~午後6時 ※17日は午後4時まで。
  • 〈立川合同庁舎〉1月25日(月曜)~29日(金曜)午前9時~午後5時

パネル展示(小平市開催)

  • 〈小平市役所1階ロビー〉1月12日(火曜)~16日(土曜)午前8時30分~午後5時 ※16日は午後0時15分まで。

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2015年11月23日 小平3・3・3号線予定地を歩く会(第2回)西武国分寺線東側~あかしあ通りまで

第二回 国分寺線からあかしあ通りまで

2015年11月23日、文化の日に第二回を開催しました。曇り時々雨天候でしたが、11名の参加者で、鷹の台集合、西武国分寺線の東側から、小川一丁目、二丁目、中央公民館、市役所の敷地を通り、学園東町の住宅街、小平一中の南側を通りあかしあ通りまで、約2時間15分で歩きました。

第二回は、写真担当をお願いし忘れて、残念ながら写真がありません。2サイクル目の第五回でしっかり撮影したいと思います。

小平は小川町の「小」と、平坦な地形「たいら」から、「小平」と命名されましたが、市役所の東側に平安窪(へいあんくぼ)と呼ばれる窪地があり、結構なアップダウンがあります。この部分をジグザグに南北に動きながら東に移動したため、参加者には良い運動?になったようです。1回目より疲れたとの声がありました。

参加者の栗田沙織さんに感想を書いて頂きました。
——-
単純に住んでる街を知るのって楽しいなと思った。驚いたのが、そもそも50年前の計画なんだ、ということ。50年前に計画された道路がまだ完成されていないって…一体どういうことだろう。

「市民の思いが実現するまちづくりへ」の講座で知った、「都市計画マスタープラン」を市のホームページで見たけど、これを見たことある人は、そして理解できた人はどれだけいるのだろうと思う。難しいけど、市民にちゃんと伝わるところまでやりきってこそ、説明したということになるんじゃないかな。

計画した50年前は、未来の街をみんなで考えるなんて、実現できる時代でもなかっただろうから、仕方ないと思う。でも、今ならできるかも。街の目指す大きな方向くらい、市民で決められたらいい。日本でも住民参加のまちづくりをする流れができてきているようだから、これから。市と市民が全体の利益を考えて、一緒に進めていくモデルにできればいいな。

栗田沙織

——-

その他の人の感想は以下の通りでした。

  • 坂が意外にも、多かった。
  • 静かな住宅街に大型道路が通る、影響が大きい。違和感がある。
  • もしつくるなら住宅街なので工事の騒音も大変だろうと思った。配慮が必要と思った。
  • 西武国分寺線と多摩湖線、2箇所も鉄道を横切る。交差部はどうなるんだろうか?
  • 4車線の幹線道路の必要性はわからないが、市役所の東側の住宅過密地帯のところ東西道路1本あったら便利かもしれないと思った。
  • 自転車と歩行の東西道路があればいいと思った。
  • ある農家が、警察署が予定地になっており、小平3・3・3号線は出来ないと言っているのを聞いたことがある。ほとんど作られていないので、どこを通るか知らない人が多いのではないか?
  • 警察署、都営住宅、市役所、中央公民館など公共施設はしっかり避けるように、まっすぐではなく、曲がっている(蛇行している)事がわかった。
  • 予定地周辺に周知のチラシをいれながら歩いたらどうか?

まちづくりに市民の思いが実現出来たらいいですね。しかし、市民の思いは、一つではありません。いろんな声があって、それをまとめていく小平市や東京都は、本当に大変です。開発重視か環境重視かは、市民の意見は分かれるところです。お役所勤めの人は、悪く言われることが多くて大変ですけど、がんばって欲しいと思います。住民の意思を反映させることが会の本旨ですので、さまざまな主張もしますが、自分が住んでいる街のことですから、まちづくりに協力もしたいと思っています。

参加者の1人、コミュニティFMのFM西東京(84.2MHz)で番組を持っている五目亭ひじきさんが「寄っといでアビー道路スタジオ」という番組で、12月15日(火曜日)の23:00から、第二回歩く回について取り上げて頂くことになりました。ポッドキャストはやっていないのでライブを聞きましょう!

【第3回小平3・3・3号線を歩く会の予定】

1月16日(土)13:30 西武新宿線「小平」駅集合。16:00まで。
あかしあ通りから西東京市との市境まで(小平グリーンロード東側)の約3kmです。どなたでもお気軽にご参加下さい。詳しくはこちらご覧下さい。

(文責 神尾 直志)

 

 

11/7市民学習奨励学級「都市計画はだれがどのようにつくっているのか?」報告

遅くなりましたが、11月7日(土)に開催した、小平市市民学習奨励学級「市民の思いが実現するまちづくりへ」第一回「都市計画はだれがどのようにつくっているのか?」の報告をアップします。都市計画への市民参加を考えようとする時に大変力になる、充実した講演でした。報告をお読みいただけると幸いです。

当日のパワーポイント資料(PDF、A4で32ページ)もご覧ください。※青字をクリックするとダウンロードできます。


小平市市民学習奨励学級「市民の思いが実現するまちづくりへ」第一回
「都市計画はだれがどのようにつくっているのか?」

2015年11月7日(土)
講師:伊藤久雄氏
出席者:23名

講師の伊藤久雄氏は、東京都建設局の職員として36年間勤務された。東京都の職員時代から「東京ランポ」、(現NPO法人まちぽっとの前身)の創設などに関わり、まちづくりに関して積極的に活動をされてきた。現在は「NPO法人まちぽっと」の理事として、市民とともに地域のいろいろな課題や可能性を考え、さまざまな提案及び実践を行っている。

都市計画はだれがどのようにつくっているのか? さらには、だれがつくるべきか? というテーマで、以下のような内容で、都市計画法や事例についてご説明いただき、都市計画法の改定や地方分権改革による市町村(自治体)の役割や、住民の意見の反映の仕組みについてお話いただいた。

1968年改正の都市計画法が、現在の都市計画法のベースになっている。市街地の拡大をどうコントロールするか、という視点でつくられているが、うまく運用されているかというと、そうではない点が多々あるのが現状である。

都道府県または市町村が都市計画をつくるのだが、都市計画法の15条に両者の分担についての記載がある。都道府県には都市計画区域の整備、開発、保全の方針を定めることが求められ、市町村は都市計画マスタープランをつくることが求められている。それぞれ約10年に一度見直されている。小平市でも平成28年度中を目処に、都市計画マスタープランの見直しが行われている。

土地利用についての大きな方針を決定する「線引き」といわれている区域区分の決定は都道府県が行う。(現実にはそうなっていないが)概ね10年以内に計画的に市街化(宅地化)していくべき市街化区域と、宅地化を抑制する区域である市街化調整区域に分ける作業を都道府県が行う。東京都は、小平市全域を、市街化区域に指定している。

市町村は、全エリアの用途地域を決定する。市内全域が第一種低層住宅専用地域、商業地域、工業地域など12種類に分類される。それぞれの用途地域ごとに建てられる施設の種類や建物の容積率、建ぺい率、高さなどの制限が定められている。その他、特別用途地区、風致地区、地区計画などは、市町村が独自に決定することが出来る。これらが都市計画図(小平市HPで公開 、また、市役所一階で販売されている)に記載されている。

小平市には特別用途地区はない。地区計画は6つある。地区計画は、それぞれの地区の実情や特色に合わせた計画づくり、まちづくりを実現する制度で、市が都市計画として定めることができる。

都市施設の計画については、都道府県と市町村で行う。広域にまたがる都市施設、根幹的都市施設については都道府県が決定する。それ以外の都市施設は市町村が決める。都市施設とは、道路・鉄道、公園、緑地、ガス・下水道施設、河川、運河、病院、保育所、市場、と畜場、火葬場、団地などのことをさす。

都市計画道路については、複数の市町村にまたがるものは都道府県が行うことになっている。土地区画整理事業、市街地再開発事業は面積によって異なり、土地区画整理事業は、50ha超は都道府県、それ以下は市町村が決定し、市街地再開発事業は、3ha超は都道府県、それ以下は市町村が決定する。

都市計画手続きの流れとしては、都市計画を国家高権的に考える流れと、市民参加を促進しようとする流れとがある。

都市計画に市民参加を入れていこうという流れは、私が思うには5点ある。

  • 1980年に地区計画制度が創設された。
  • 1992年の都市計画法の改正で、市町村は都市計画マスタープランをつくるようになった。都市計画法で、住民の意見を反映させるために必要な措置を講ずるものとすると、初めて直接的に住民の意見反映の手続きを入れることがうたわれた。(この時、市民で都市計画マスタープランを作り、市町村や区の都市計画マスタープランに反映させようとしたのが「東京ランポ」の最初の活動だった。
  • 2000年の地方分権改革の時の改正で、地区計画に関する住民または利害関係人からの申し出制度がつくられた。それまでは、小平市の地区計画は小平市が計画していたが、小平市民が申し出できる制度ができた。
  • 同じ年に都市計画法の改正で、都市計画決定手続きを条例によって付加できるようになった。
  • 2002年には、土地所有者の2/3以上の同意をもって提案することができる都市計画提案制度が創設された。

都市計画マスタープランを実現していくためにはまちづくり条例が必要。小平市には小平市民等提案型まちづくり条例があるが、運用の報告は、ホームページでは見当たらない。市が「参加と協働によるまちづくりのモデルケース」としている「小川駅前周辺地区まちづくりビジョン」が1件つくられただけだ。

2000年の都市計画法改正で、都市計画決定手続きを条例によって付加できるよう定められたが、小平市の小平市民等提案型まちづくり条例では、都市計画決定手続きの付加は定められていない。国分寺のまちづくり条例では、都市計画の決定又は変更の際の縦覧期間を21日間に延長し(都市計画法では2週間)、説明会の開催を義務づけている。

都市計画提案制度ができて、多摩地域では、ゴルフ場の区域区分の変更の申し出があり、杉並区では、外環の2と呼ばれる都市計画道路の廃止についての提案があったが、どちらも東京都の都市計画審議会で認められなかった。

多摩26市でも12市がまちづくり条例をつくり、地区計画申し出制度を設けたが、現実に地区計画が申し出された例はない。23区では杉並区と練馬区で申し出があったが、実現したのは練馬区の2件のみ。

〈都市計画提案〉提案が少ないのが現状。都市計画提案制度での、規制強化や計画廃止の提案がこれからは必要と考える。しかし、提案には地権者等の3分の2以上の賛成が必要と大変ハードルが高い。

〈地区計画申し出制度〉住民発意の計画作りは、どこでも難しくなっている。その背景として、大都市では住宅地域での地区計画はほとんどなくなり、大部分が都心区駅周辺の開発型地区計画となっていること。まちづくりNPOなどの活動が期待されたが、実際には難しいこと。自治体職員の短期間での異動によるモチベーション低下もある。

これから人口減少社会、都市縮小時代を迎える。国家高権的な考え方は時代にそぐわないが、市民によって関心、考え方、さまざまであり、都市計画における市民の合意をどうはかるかは難しい。新たな合意形成システムが必要だ。無作為抽出の市民による市民討議会などさまざまな方法が考案されているが、まだ社会実験の段階だ。

東京都は長期ビジョンの中で多摩地区では集約型都市構造をめざすと言っているが、多摩で本当に成立するのか疑問に感じる。饗庭伸さんは、都市は一方向に縮小するのではなく、スポンジ状に縮小していくと言う。これまでの用途地域純化をめざすゾーニングではなく、小さな空間単位の中に、都市と農と土と自然が適切さを持ったバランスで存在することを目指す土地利用コントロールにならざるをえないとも言っている。従来の土地利用コントロールでいいのかは課題だ。生産緑地法、空き家対策特別措置法などともからんでくる。

こういう時代になればなるほど、都市計画提案団体、まちづくりNPOの出番だ。具体的な都市計画提案(なかなか難しいが)、地区計画の申し出、まちづくり協議会など、提案し、実践する地域に根ざした団体が重要。緑や玉川上水など、テーマ型の団体は多いが、これからは市全域に関心を持つ市民団体、市民組織が必要ではないかと思う。

文責:市民学習奨励学級企画チーム


都市計画の実施主体

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