小平市の住民投票で何を問うたか?

この住民投票では、東京都の小平都市計画道路3・2・8号府中所沢線に関して、
○「住民参加により(3・2・8 号線)計画案を見直す」べきか
○「見直しは必要ないか」

について、小平市民の意向を確認することを目的としました。

この計画は、小平市の貴重な緑である小平中央公園の雑木林の約半分を消失させ、玉川上水遊歩道を36m幅で分断し、約220世帯を立ち退かせる、250億もの予算を使うといった問題点を抱えています。今日まで、多くの市民団体や個人が、この50年前につくられた計画の見直しを求めて来ましたが、その声は全く反映されていません。

小平市は、東京都の事業であることを理由に、この計画について、市民に周知し、意見を求めることに消極的な姿勢を続けています。まちの大きな変化によって、直接的な影響を受ける小平市民の意見を計画に反映させるために、計画の見直しの必要性を問う住民投票条例の制定を求めました。