都知事選公開アンケート

反映させる会では、都知事選にあたって立候補者に公開アンケートをお送りしています。ご回答があれば、こちらで公開します(到着順)。

1.都市計画道路小平3・2・8号府中所沢線について
「小平都市計画道路3・2・8号府中所沢線」は、このまま建設すべきと思いますか? それとも計画は一度中断して見直すべきと思いますか?

2.東京における都市計画道路の整備方針について
東京都の都市計画道路の整備について、整備方針(第四次事業化計画)の通りに積極的に整備すべきと考えますか? 見直すべきと考えますか?

3.都市計画道路への住民の意思の反映について
都民の生活に関わる都市計画道路の整備は、公開の場で透明性のある議論を経て、何らかの形で住民の意思を反映させて行う必要があると思いますが、どのようにお考えでしょうか?
また、住民の意思を反映させるための方策について、お考えがあればお聞かせください。

都知事選挙立候補者アンケート(PDF)

鳥越俊太郎氏回答

増田ひろや氏回答

2016年7月16日 小平3・2・8号線現地を歩く会報告

小平3・2・8号線現地を歩く会を7月16日に開催した。東京学芸大学で小中学校の社会科の先生を目指して勉強中の学生さんたちから連絡を頂き、7月16日土曜日の午後、学芸大学生2年、3年、4年の6名のメンバーとともに、小平3・2・8号線現地を歩く会を行った。東京学芸大学は小平3・2・8号線現地からもそれほど遠くない場所にある。

彼らの話によると、小中学生の社会科の授業で、事例を通じて社会を考える授業のプログラムをつくる実習があり、今年はテーマとして小平市または府中市が割り振られ、小平市を選んだそうだ。当初は、小平市観光まちづくり振興プランにある「プチ田舎計画」にフォーカスしてもろもろ調査していたが、小平3・2・8号線開発計画の存在を知って、住民投票が行われたことも知って、興味をもってしらべていくうちに、こちらのテーマの方が教材としておもしろいと考えて変更したとのこと。既に、メンバー数名で現地の見学を行い、小平3・2・8号線計画についてある程度の知識をもっていた。

用地買収_小川一丁目の328と333交差点あたり

用地買収が進んでいる小川一丁目の予定地。小平3・2・8号線は写真の奥(南側)から手前(北側)に通る。36mの道幅。東西両側が買収されて、36mの道幅が想像できるようになってきた。

小平中央公園の雑木林

小平中央公園の東側に隣接する雑木林。柵の左側(東側)が、小平3・2・8号線予定地。右側(西側)が小平中央公園として残される。まだセミの鳴き声も少しで、静かな午後だった。雑木林も半分残るから良いではないかと言う人もいるが、ここに来れば乱暴な意見であることに気付くはずだ。すぐ横に4車線、時速60kmの幹線道路が通れば、右側(西側)に残される雑木林の価値は半減どころではない。騒音・振動・排ガスでゆっくり過ごせるような環境ではなくなる。

府中街道、久右ヱ門橋交差部

小平3・2・8号線の東側150mくらいにある府中街道が玉川上水と交差する久右衛門橋。休日のお昼だったので渋滞と言うほどではなかったが、幹線道路にしては狭く歩道も狭い。緑がしげっているところに玉川上水緑道。ここは道幅10mくらい。小平3・2・8号線が玉川上水と交差する際の平面橋は、この3.6倍、多くの樹木が伐採される。

参加者たち国分寺328側を見る

五日市街道から、南側の国分寺3・2・8号線を見る参加者たち。

五日市街道から

五日市街道から手前(北側)の小平3・2・8号線の南側の始点。江戸時代からここに住んでいると思われる大きな農家のお宅だった。屋敷林、くら、お屋敷、もろとも立ち退いて広々としている。

上水本町素敵な屋敷林

上水本町1丁目の予定地。写真の奥(南側)は栗林。奥(南側)から手前(北側)に、右側(西側)の住居すれすれを小平3・2・8号線は通る。左側(東側)は屋敷林も予定地。いつも手入れされていて素敵だ。恐らく地主さんは、道路予定地だから屋敷林として残しているのだろう。失われる自然には、雑木林と玉川上水だけではなく、栗林や屋敷林も含まれる。

上水本町、玉川上水の南側

奥(北側)に見えるのが玉川上水の緑道。小平3・2・8号線は写真手前(南側)から奥(北側)の玉川上水側へ36m幅で通る。右側(東側)の農地と、左側(西側)の住宅も予定地

参加者の学芸大学の学生の御意見は以下の通り。

  • 一度見学していたが、詳しく解説してもらうフィールドワークを通してしていろんな事がわかった。自分としても何が解決になるのか、わからない。ゆっくり考えたい。
  • 選挙では道路計画は論点にならず、道路計画に対して民意を反映されないという間接民主主義の弱点について考えさせられた。直接訴える方法は陳情・請願、住民投票などもあるが、どうあるべきか考えてみたい。
  • 以前、地権者にインタビューしたときは、地権者は既に引っ越しすることを決めていると言われていた。仕方ないという感じだった。今日はまた別の地権者の声を聞けた。今日学んだことを他に活かせる視点を持ちたいと思った。
  • 社会科教育のひとつに公民的資質の育成というのがある。公民的資質には、多角的な視点で行政を批判的に見る思考力も求められる。人によってそれぞれの考えを持つ、自分の考えを根拠をもって言える力を養うことが求められている。詳しくは、森分 孝治(もりわけ たかはる)先生がこの分野の第一人者。
  • 計画に対して、賛成・反対の両方の声をとりあげる力が行政にはあるべきだと思った。

6名参加のうち、ディスカッションに残ってくれた4名は、7月10日の参議院選挙で全員投票したそうだ。社会科の先生を目指す学生さんだけあり、しっかり勉強しており、メモの取り方もすごかった。一字一句逃さずという感じのメモぶりに圧倒された。「公民的資質の育成」については、教えて頂き勉強になった。こんな若者達が学校で社会を教えることになるなら、日本は捨てたものじゃない。なお、4年生の彼は、なんと東京都庁の職員を目指してるとのこと。都市整備局や建設局に行ったら、どうなるんだろうか。都庁に就職しても、今回の歩く会で感じたことを忘れないで欲しい。

今回、小川一丁目の予定地で2mだけ自宅が小平3・2・8号線にかかるというお宅のお話しを聞くことが出来た。母屋をすこしだけ削る事になるのだが、そうなると建ぺい率が越えてしまい違法建築になり住めなくなるとのことだった。公金を使っての用地買収の対象は、道路予定地の部分だけが原則で、果たしてどのくらいで購入してもらえるのかと大変心配そうな表情だった。

小平3・2・8号線計画決定が1962年で、このときは幅員28mの計画だった。過去の住宅地図でこのあたりの地図を追いかけると、84年の住宅地図で、当地が小平3・2・8号線の線にあたらないように街をつくり変え区画が売り出されたことがわかる。恐らく住民の方は、この地に永住できると思って住宅を建てたと思われる。しかし2010年での小平3・2・8号線計画の東京都による住民向け説明会で幅員36mの変更素案となっており、その後の手続きを経て小平市及び東京都の都市計画審議会で36mの変更案が承認されて幅員36mにて2014年7月に事業認可された。28mから36mに拡張したのには、周辺の住民へ配慮し、また歩道や自転車道や街路樹のスペースを広くするためなのであるが、このような問題が個別に起きていることを忘れてはならない。

(文責 神尾 直志)

2016年6月26日 小平3・3・3号線予定地を歩く会(第7回)西武国分寺線西側~玉川上水交差部まで

2016年6月26日 日曜日、梅雨の合間の一日でしたが、天候にも恵まれ、小平3・3・3号線の第7回目の予定を歩く会を行った。このルートも3回目、人が集まるか懸念されたが、参加者7名。

国分寺線西側の畑を見て、たかの街道を西に移動して、創価グランドの北側、五中の北側を通り、工事が進んでいる武蔵野美術大学の東西などを見て、介護老人保険施設の黎明会の敷地を通り、住宅街、いなげやを通り、小川用水、都営中島アパート、新堀用水のたぬき堀、玉川上水緑道交差部を見て、2.5時間。玉川上水沿いのオープンカフェで、長めのブリーフィングを行い、無事に終了した。

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西武国分寺線の西側いある予定地。じゃがいも畑、防砂林の役割を果たすお茶が右上、東西にわたっているのが見える。右奥が北、屋敷林、その後ろに農家の自宅、青梅街道がある。このアングルは、17世紀の開拓当初からあまりかわっていないはずだ。数少なくなっている大きめの農地。小平3・3・3はこの農地を東西に横切り南北に分断する。

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たかの街道 古くからある生活道路、狭い。都市計画マスタープランの無作為抽出アンケートでも、生活道路の改善・改良の声は多数あった。拡幅して歩道・自転車道の整備が望まれるが、建物が道路付近まできていてセットバックも難しい。建替のタイミングなどで、少しずつでも歩道の整備を進めるべきだ。

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武蔵野美術大学内の工事。着々と進んでいる。左側(南)から小平3・3・3の地下を通り、写真右側(北側)の端にうつっている14号館に地下道が出来るそうだ。奥に見える送電塔が、小平3・3・3号線上にあり予定地であることわかる

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小平3・3・3にキャンパスを売った補償金で獲得したと思われる武蔵野美術大学北側にあるグランド。かなりキャンパスは拡がった。都税によって私大のキャンパスが拡張されるってどうなんだろうか。

H24_小平市一般会計予算決算書付属書類より

小平市一般会計決算付属書のH24年のコピー。中央図書館の2階で誰でも見ることが出来る。下段の新みちづくり・まちづくりパートナー事業として全額東京都予算の小平市への委託事業。武蔵美の用地買収とは明記されていないが、この区間に買収する土地は武蔵美だけ。公有財産購入費 7億4千万円で、補償・補填及び賠償金が11億7千万円が武蔵美に支払われていることがわかる。

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小川一丁目土地区画整理事業によってつくられた公園。つまらない名前だ。地権者は土地を提供。市は約4億7千万円の予算を投じて水道、道路などのインフラが整備し、地価をあげて住宅地として販売して、地権者の土地購入費や、補償費になる。一部は、地域センターや公園になり地域に還元されるという仕組みが土地区画整理事業。このあたりに拡がる玉川上水から青梅街道まで拡がっていた短冊状の農地の多くが住宅となり消失してしまった。人口減少・少子高齢化社会を迎え、開発から環境保全にシフトしていく時期が来ている。

 

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12小通り沿いの地中海風の集合住宅。広い敷地に2階建てなのは、小平3・3・3号線の予定地の建築規制のため。この集合住宅はまるまる小平3・3・3に重なっている。

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彫刻の谷緑道と小川用水。この上を小平3・3・3が通過する。このエリアの120mの小平3・3・3の整備は事業認可取得がおわり間もなく行われる。小平3・4・24号線の整備に合わせ得て、この部分の約120mだけのの小平3・3・3号線が整備されて彫刻の谷緑道は暗渠になる。

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右(北)側の中島町都営アパート前が小平3・3・3の予定地、左(南)側は玉川上水。都営アパートの前を都市計画道路が予定されているケースは多い。

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小平333交差部より東側で、この部分は交差はしていない。新堀用水の狸堀の出口の北側。参加者の松山さんに説明頂いている。写真上部が二軒の住宅になり、崩れる危険性が出て来たため小平市により護岸工事が検討されているとのこと。今年度予算は調査や設計などで900万円強。この予算で新堀用水に隣接する民地20平方メートル程度を購入すれば崩落の危険性は回避出来る。また当面1億数千万円程度の工事予算が投じられるとのこと。住宅が建てられる前は樹木が生えていたようで、その時に手を討てば現状の素掘りの状態で保全できたのではないか?後手にまわったことで、貴重な遺構を破壊して、市の予算が使われることになる。何かおかしい。

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明治の初期につくられた新堀用水。狸堀の暗渠部の出口、地上部に変わるところ。小平4小の環境教育の場として、使われている。親水公園にもなっている、自然とふれあえる貴重な遊び場

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小平3・3・3と玉川上水の交差部のすぐ西側にある緑道と隣接したオープンカフェでブリーフィング。皆さんお疲れ様でした。お店の人が、蚊取り線香を出してくれました。ソフトクリームおいしかったです。

参加者の主な意見

  • 玉川上水交差部が気になる。玉川上水の花を10分間観察した。昆虫、ハエ、蛾、蝶、いろんな生き物が来る。改めて貴重な環境の大切さを学んだ。
  • 東京都の都市計画道路の整備の考え方、根本的におかしい。みんなの声をうけて進める公共工事が目的も進め方も間違えたまま行政が動いてしまっている。たかの街道、狭く問題がある。整備が必要。
  • 不利益を受ける人が必ずしも声を出すとは限らないと、ハンナ・アレントは言っている。辺野古でも、実感する例が見られた。
  • 行政を変えられるのは政治のはず。都市計画審議会など、諮問委員会のメンバーを第三者機関に選ばせるというのは有効な方法。行政側に選ばせると行政に都合の良いメンバーの諮問委員会になってしまい歯止めが効かなくなる。
  • 武蔵美周辺で土地区画整理事業、小平3・3・3でモデル道路をつくった。狭いエリアで見たら合理かもしれない。武蔵美も敷地が拡がって良かったのかもしれない。計画全体を見たらどうなのか。全体を考えて判断しないといけない。
  • 新堀用水の胎内堀出口。4小の環境教育で社会・歴史を学ぶ機会になっている。残して伝えていきたい場所。小平3・3・3号線、何故いまごろ復活してきたのか、用地買収も大変、行政にとってもおいしいとは思えないことをやっていると思う。
  • (出来てしまうなら)小平3·2·8や小平3·3·3に合わせたまちづくりをすべきだ。
  • 小平市の環境政策に係わっているが、都市計画との整合性どうなっているのか。主要幹線道路について一部の人ではなくて多くの人が関心をもつようにならないといけない。地域の特性を活かしたまちづくり・都市計画になるべきだ。
  • 市民税・都市計画税、払ってこれかよ、と思う。子どもには決定権がない。大人の無関心の犠牲になっている。
  • 武蔵美の学生は何も知らない。大学に来て課題をやって、サークルで遊んで周りのことを知らずに生きている。武蔵美の中の工事がスタートしている。この地域の変化に目を向ける必要がある。

「こだいら観光まちづくり協会」が6月28日に設立されて、事務局が学園東町に置かれ、事務局長と常勤職員各1人、非常勤職員2人の体制で運営。市の補助金2,230万円のほか、会費収入などが運営資金として、今年度は観光ポータルサイトを開設したり、街歩きで携帯できる観光総合ガイドブックを作成したりするそうだ。

小平3・3・3号線予定地を歩くと、いったい何をやっているんだと言わざるを得ない。観光まちづくり協会設立に先だってつくられた小平市観光まちづくり振興プランを読むと、小平市の地域資源に、小平グリーンロード、短冊形の農地、用水路があげられている。中島町では、玉川上水と斜めに交差、花小金井の多摩湖自転車道では、200m以上重なる。小川用水と彫刻の谷緑道は、一部を暗渠にする。小平市は、いつまで見て見ぬふりを続けるのか?小平市民は、自分が住んでいる街を知って、何が重要かを考えないといけない。

 

小平市観光振興まちづくりプラン2

小平市観光振興まちづくりプランのP18抜粋。市外の人へアンケート。認知度は「言ったことがある」「知っている」の比率。魅力度は「魅力的または関心がある」「やや魅力的またはやや関心がある」の比率。狭山・境緑道とは、小平グリーンロードの一部である多摩湖自転車道のこと

小平市観光振興まちづくりプラン

小平市観光振興まちづくりプランのP4抜粋

観光まちづくり振興プランには、小平市都市計画マスタープランと整合を図ると記載がある。H29年3月までの改訂中の小平市都市計画マスタープランには、小平3・3・3号線を地域資源と衝突していることを課題としてあげて、対策を検討すべきだ。

次回の小平3・3・3号線予定地を歩く会は、7/18(月) 13:30海の日祭日、西武国分寺線鷹の台駅集合で、あかしあ通りまでです。

(文責 神尾 直志)

 

2016年5月21日 小平3・2・8号線現地を歩く会

小平3・2・8号線の現地を歩く会、2013年5月から、これまで何回行ったか覚えていない。ブログに記録を残すのは初めてだ。最近では、現地を見たいという人は少ないが、江戸川大学現代社会学部の准教授で環境倫理を教えている吉永先生が、毎年、学生を連れてやってくる。今年は3名の江戸川学園大学の学生と、同じく吉永先生が教えている東大学生1名、と一般の方とで、合計6名の参加。

どんぐり林の柵

どんぐり林、柵の右側(東側)が小平3・2・8号線予定地、こちらは道路になったら、左側(西側)に残される林にも今の静けさはなくなる。その価値は緑の面積だけではない。全体像が見えない写真であるが、この場にたつと意味がわかるだろう。

予定地玉川上水北側

上の写真の南側、玉川上水緑道、5月、新緑が一番きれいな時期だ。緑道の奥に玉川上水。緑道と垂直に、36mの幅で交差する。

たかの街道と3・2・8予定地

手前の左右の道路がたかの街道、小平3・2・8は、写真奥(南)から、写真手前(北)へ。たかの街道と交差する。

小川一丁目解体中の予定地の家

小川1丁目の住宅の予定地。ちょうど解体が行われていた。

府中街道、青梅街道交差点

小平3・2・8は北側の府中街道と、つながる。左右に走るのは青梅街道。左側が西。ここで写真右(東)側からクランクになっている府中街道部分と合流して1本になる。

小川用水南側

府中街道と交差している小川用水(南)。江戸時代の小平の生活用水。小川用水はきれいに保全されている。

府中街道

小川一丁目側の府中街道。この時間は渋滞はなかったが込んでいるときは込んでおり大型車も多く、歩道はせまいので安全とは言えない。1994年頃に、東京都は沿道住民の協力のもと歩道をつくった。この位置の小平3・2・8号線は、写真の右側(西側)の約70mほどの位置に平行している。

五日市街道から南側の国分寺3・2・8号線

府中街道から、五日市街道まで南下して、国分寺3・2・8号線と五日市街道の合流点

国分寺3・2・8の看板

国分寺3・2・8の五日市街道部分にある看板。2017年2月まで工事は続くようだ。

予定地と幅が同じの集合住宅

 

小平3・2・8号線と同じ道幅の集合住宅。ここ10年以内に建てられた物、比較的新しく建てられた賃貸住宅。都市計画道路予定地なので、鉄筋は不可。2階建て以下に規制されている。

小平の魅力、農地が突然ある

上記の集合住宅の西側。小平3・2・8の集合住宅は屋根が見える。住宅街と混在する農地が小平の魅力のひとつだ。

参加者の主な意見は以下の通り

  • 自分が住んでいる街でないと他人事になってしまう。来て歩くといろいろわかる。市民運動も形が変わってきていると感じた。
  • アメニティマップをつくるとしたら、良い場所は雑木林、良くない場所は、青梅街道の交差点となる。
  • 東京都のマクロの視点、住民のミクロの視点、どう調整するか?だと思うがどこかが割を食うのだと思う。渋滞が残るのか、交通渋滞は解消されるが大切なものが失われるのか?
  • 自分の家の近くでの工場跡地に公園ができる話しがあったが、交通量の多い道路があったため安全面を配慮して中止になり老人ホームになったことを思い出した。
  • 見学した場所だけでは道路をつくるメリットが見つからなかった。
  • 50年以上前の計画と言うことが驚き。青梅街道のところ、振り返ったところとのギャップが大きかった。立ち退きで歯抜けになっている住宅地の光景が残念、これまで見たことなかった。
  • 近隣住民にもいろんな人がいると説明が印象に残った。
  • 近くの工場跡地に太陽光パネルが置かれた。実際には置いてみると太陽の光がまぶしいとか、近隣から苦情があった。道路の場合も同じで出来てから見えてくる影響もあると思う。
  • 道路が出来る事で雑木林の意味は大きく変わってしまう。東京都には見えていないこと。
  • 日頃から市政、まちづくりに関心をもちつづけることが大事。

環境倫理学を学んでいる学生だけに、問題意識が高い学生が多かった。吉永先生の話しによると江戸川大学のある流山市の井崎市長は、徹底した情報公開と、シティセールスにマーケティング手法を取り入れたことで有名で、評判がよいらしい。つくばエキスプレスが出来たことによる開発がいっきに進み若い夫婦世代を中心に人口が増加している。反面、失われている自然も多く、おおたかの森や、新川耕地、利根運河など一部保全されている緑地を残してほとんどの緑がなくなってしまったとのことだった。環境と開発の衝突の問題はゼロにはならない。人口急増中の流山のような街も、どこかで開発には歯止めがかかって環境保全にむかってほしい。日本全体の人口は減少に向かっているのだから。小平の年々減少している緑、残された貴重なアメニティである雑木林や玉川上水、ここだけは守りたい、そう思うことは近隣住民であれば当然だ。

(文責  神尾直志)

 

 

 

 

2016年5月15日 小平3・3・3号線予定地を歩く会(第6回)あかしあ通り~西東京市境まで

2016年5月15日 日曜日、よく晴れていて風もなく天候にも恵まれ、小平3・3・3号線の第六回目の予定を歩く会を行った。参加者9名。

学園東小通りの北側の住宅街や、小平2小の南側の敷地や学童保育部分、あけぼのパンとパンピー食品の南側を通り、東京都の第四次事業化計画で、優先整備路線に指定された新小金井街道から、鈴天通り商店街、光が丘商店街、新しく出来た旧NTT宿舎の跡地のマンション、駐輪場、花小金井南口の既設部分を経由して、小平グリーンロードの一部である多摩湖自転車道と重なる部分を通り、西東京市境まで3時間半ほどで終了した。

学園東小通りの北側予定地

学園東小通りを北側に入った部分の空き地の予定地。東(写真左)にも、西(写真右)にも、新しく住宅が建てられている。学園東小通りの北側の路地は、行き止まりが多い。行き止まりなので、子どもの遊び場としてはよかっただろう。住宅が増えれば増えるほど用地買収にかかる公金は増える。小平3・3・3は左から右へ東西に通る。

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小平2小の南側にある学童保育、小平3・3・3の予定地。手前に見える車道は回田道。小平2小のグランドはかなり小さくなる。小平333は、写真左奥(西)から手前右(東)に抜けていく。

 

鈴天通り商店街北側_建て売り用に売却の看板があった

新小金井街道を西に渡って、鈴天商店街の北側へ。小平3・3・3予定地の土地が、住宅用に販売されようとしている。小平3・3・3は西(左)から東(右)へ。

鈴天通りの北側の送電塔も予定地

小平3中の鈴天通りを挟んで北側の小平3・3・3号線の予定地に、送電塔が予定地にある。どちらに移転するのか。小平の西側にも同じような箇所がある。ざさんな計画、またはずさんな調整としか言いようがない。

光が丘商店街の予定地にある看板

光が丘商店街通りから北側の路地に入ったところにある空き地には、既に東京都が持っている土地が。道路予定地と(財)東京都道路整備保全公社の看板。

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和菓子屋さんでお団子を買って休憩。60円とリーズナブルでとてもおいかった。

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光が丘商店街から南側にはいったところにある農地。遠くに見える大きなビルとビルの間を小平3・3・3が通る。写真の農地は予定地ではない、写真の左側(北)を小平3・3・3が写真手前(西)から奥(東)へ通る。

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小金井街道と面する小平3・3・3の予定地にある東京都から小平市が借りて、無料自転車駐輪場として開放している。ほかの小平市の駅付近にある市の駐輪場と異なり無料で貸し出しているが管理されていない。自転車がぎゅうぎゅうに押し込まれている。小平3・3・3は、写真奥(西)から写真手前(東)に。写真左(南側)の住宅との境界が、小平3・3・3の南側の端になっている。

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花小金井駅南口にある小平3・3・3の既設部分。駅への最短距離に横断歩道がないが、車も多いわけではないので、最短距離をバイパスして通る人が少なくない。危険だ。歩行者に考慮した設計には出来なかったのか?

多摩湖自転車道の南側予定地

多摩湖自転車道から撮影。多摩湖自転車道の南側の農地の小平3・3・3予定地。小平3・3・3は写真右奥(西)から、写真左手前(東)に抜けて、多摩湖自転車道と200m以上交差する。

多摩湖自転車道の北側の交差開始部分

多摩湖自転車道と、小平3・3・3が重なる部分。写真右の手前から左の奥へと200m以上、多摩湖自転車道の重なっている。一案として、多摩湖自転車道を写真右側(西)に移動して、小平3・3・3と平行に通して、交差部を最小にすることが考えられる。小平市が東京都と調整しないといけない問題だ。この課題は、現在改定が行われている小平市都市計画マスタープランに記載されるべきだ。

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多摩湖自転車道の北側の予定地。28区画、一区画約36坪の建売住宅、予定販売価格帯4,900万円~で販売中のチラシがおいてあった。チラシには小平3・3・3予定地であることは記載されていないが、販売するときには都市計画法第53条に基づき、不動産屋から伝えられるはずだ。写真手前の住宅が小平3・3・3予定地。このエリアも向こう10年で事業化が予定されている優先整備路線である。住宅が予定地に建てられると、用地買収にかかる費用は上がっていく。

 

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多摩湖自転車道と小平3・3・3が重なる部分はここまで。右側は鈴木街道。写真右奥に見えるのがお風呂の王様。小平3・3・3は写真左奥にそれていく。

西東京市との境にある石神井川

小平3・3・3予定地を歩く会、西東京市境で終了。こちらは小平3・3・3予定地より南側にある、石神井川を撮影。石神井川は、小平市花小金井南町にあるゴルフ場、小金井カントリー倶楽部の西側に源流があるらしい。西東京市芝久保町という地名、窪地(くぼち)になっているから、芝久保(しばくぼ)という地名なのではないか?とディープな話題になった。

今回は、光が丘商店街の小平3・3・3予定地にある1件のお店にインタービューできた。優先整備路線になったことはご存じだった。2-3年先なら、移転先で継続するかも知れないが10年先ならもうお店をやめるとのことだった。予定地に住んでお店をやっている方は、それぞれいろんなお考えがありそうだ。移転してもお店をつづけたい、移転を機にお店をやめたい、時期によっては継続したい、もしくは、引退したい。商店街も高齢化が進んでいる。共通しているのは、いつ事業化が始まるのか?予定を知りたいと言うことのようだ。

H28年1月28日に行われた小平市都市計画マスタープラン全体構想特別委員会で、都市計画部長が小平3・3・3号線に対しては、以下の説明をしている。「道路ができたときの周辺の町をどうするか、それはまさに小平市の問題でございますので、地域をどうつくっていくか、具体でいいますと、今、商店街をちょうどまたぐような部分がございます。そこがなくなったときに、周辺の商店をどのように再整備するのか、しないのか。実際には住宅が張りついていますから、急に住宅を除いて商店を建てるのは難しい面もありますが、そこは地域に入っていって、いろんな声を聞いて、まちづくりをしっかり進めていきたいと考えてございます」。小平市は、商店街がなくなってしまうことを認識している。しっかり周知を行い、沿道のまちづくりについて、予定地周辺の住民にしっかり意見を聞いて、まちづくりに反映していって頂きたい。沿道のまちづくりについて、改訂中の都市計画マスタープランの改訂に記載すべき内容である。

小平市の商店数は都市計画マスタープラン中間まとめのP7(下図)によると年々減少している。売り場面積は若干増加している。個人商店が減って、大型店舗が増えていることを意味している。鈴天商店街と光が丘商店街の大部分がなくなったら、商店数は大きく減るだろう。

商店数

参加者の主な意見は以下の通り。

  • 商店街の問題は大きい。どう折り合いをつけるのか?
  • 商店街、多摩湖自転車道(小平グリーンロードの一部)人の往来が多いので暮らしの形が変わってしまう。どう変わるのかイメージが出来ない。
  • どこを通るかがわかって良かった。
  • 花小金井駅の南側の小平3・3・3既設部分、なぜ太い道路があるのか謎だったが、今日わかった。
  • 小平3・3・3号線予定地を歩く会。3回分、すべて歩いた。小平市は東と西で雰囲気がだいぶ違う。商店がなくなるのは残念だ。
  • 実際に歩いてみると都市計画の中に生活がない(生活が考慮されていない)。50年前の計画、いつまで縛られるのか?つくればメンテナンスの費用もかかる。国の補助金が使われることになるが、東京都で使うべきでない。熊本、東北などに被災地に回すべきだ。
  • 市報こだいら 5月5日号の都市計画道路の地図に小平グリーンロードが載っていないのは問題。小平3・3・3が出来た後のグリーンロードはどうなるのか?ポジティブなビジョンを見せてもらいたい。どんなイメージになるか、交差部の絵を描いて周知してもらいたい。
  • 歩いていない人はわからない。見える化しないとわからない。ここはなくなるよと、情報を公開する義務が小平市にはある。これだけのことをやるけど、失われる物に対して、メリットも示さないと行けない。
  • 小平市都市計画マスタープラン中間報告があったが、どういう風に市民の要望を反映していくのか?
  • 小平3・3・3を通して意味があるのか?
  • 小平3・3・3のエリアではなく、住宅を作りすぎて道路の整備がたりないという声を聞く場所もある。そちらを優先した方が良いのではないか?市民の声をもっと吸い上げて優先順位を決めるべきだ。

これで、小平3・3・3号線を歩く会も2巡した。6月から3巡目に入る。これから参加者を集めていくのが大変になるが、皆様の参加をお待ちしております。次回は6月12日、19日、26日、のうち1日を予定している。鷹の台駅13:30集合で、中島町の玉川上水交差部まで。

(文責 神尾 直志)