都市計画道路3・2・8号線の代替案を展示して、シール投票
小平都市計画道路3・2・8号線について、東京都は少しずつ用地買収を進めていますが、地権者の方々が起こした訴訟が継続しているなど、まだまだ紆余曲折がありそうです。
「小平都市計画道路に住民の意思を反映させる会」の代替案ワーキンググループは、昨年11月3~5日に開催された中央公民館サークルフェアと、12月24日に開催された元気村まつりで、東京都がつくろうとしている小平3・2・8号線の計画案と、玉川上水の横断部分を地下にするなどの代替案4種類を展示し、いいと思う案を選んでもらうシール投票を行いました。
36m幅で五日市街道から青梅街道まで約1.4㎞を平面で真っすぐな道路をつくる東京都の計画(A案)に対して、同じ平面でも玉川上水を渡る部分は21m幅、中央公園横の雑木林内は車道のみの16m幅にする代替案(B案)、玉川上水と雑木林の部分などは地下にして地上部分はそのまま残す代替案(C案)、玉川上水と雑木林に加えて既存の住宅もなるべくそのまま残す地下の代替案(D案)、そして、新設道路はつくらずに府中街道を少しずつ改良しながら様子を見るE案、の5つを展示して、最もいいと思う案に赤いシール、その次にいいと思う案に青いシールを貼ってもらいました。

2017年11月サークルフェアにて
その結果、サークルフェア、元気村まつりのどちらでも、最も人気があったのは新設道路不要案(E案)、その次に人気があったのは既存住宅もなるべく残す地下案(D案)、3番目に人気があったのは玉川上水と林部分は地下にする案(C案)でした。平面改良案(B案)は、どちらでも1枚ずつのシールが付きました。

2017年11月サークルフェアでのシール投票結果
去年のサークルフェアに参加したときは、最も人気があったのは今年と同じ新設道路不要案(E案)でしたが、その次に人気があったのが東京都原案(A案)だったので、この違いはどこから生じたのか?が興味深い結果でした。今回展示したB~Dの代替案が、より具体的で現実的なものになったということなのかもしれません。
今度は2月2,3日に小平中央公民館で開催される「女と男の市民活動」の展示にも参加する予定です。ぜひお越しいただければ幸いです(水口)。

2017年元気村まつりでのシール投票結果

A案(東京都原案)

B案(平面改良案)

C案(玉川上水と林部分は地下にする案)

D案(既存住宅もなるべく残す地下案)

E案(新設道路不要案)
