2016年9月4日 第9回小平3・3・3号線予定地を歩く会 あかしあ通り~西東京市境まで

2016年9月4日(日)、朝はすごい雨だったが午後には晴れた。第九回目の小平3・3・3号線予定地を歩く会を行った。今回は、花小金井に長く住んでいる方4名を含む、9名が参加した。

小平市の都市計画マスタープランの見直し状況に加えて、小平市の開拓以降の歴史の話をすることにした。江戸時代の村の単位を現在の地図に落としたもので、古くからある街道は村の形成ともに出来たと思われるものが多いことなどを説明した。

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二小の正門。小平3・3・3号線は、左側(南側)の学童保育のある場所を通る。小平3・3・3号線が完成すると学童保育がなくなるわけではなく建物がなくなるという意味だが、小学生が使いやすい場所に建て替えてもらいたい。

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パンピー食品(右側の奥の工場)と、この生活道路が幅員28mの小平3・3・3に変わる。写真奥(西)から、手前(東)を通る。風景は大きく変わるだろう。

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鈴天通りの北側の小平3・3・3号線の予定地にまた新たに新築の家がたっている。また用地買収の費用はあがる。この道は「東たかの道」とも呼ばれている。「多摩のあゆみ」50号によると「尾張藩の鷹狩りについて」記載があり、御鷹場絵図が載っており、鷹狩り場は、北は川越領の一部から、南は玉川用水沿いの砂川新田にまでおよぶ。東たかの道とたかの街道は、当時つながっており、鷹狩り場の南境道だったとしている(引用 「小平市30年史」 P71)。また、当時は、東たかの道の北側が野中善左衛門組の本通南と呼ばれる村で、南側が、鈴木新田の北側と呼ばれていた村の境界線だったと言える(小平市史 近代編P27)。現在も北側は花小金井、南側が鈴木町になっており境界線の道路がそのまま現在使われていることがわかる。

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9月10日の鈴天通り商友会による鈴天フェスティバルの案内。アップが遅くなりすいません。すでにおわってしまいました。

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予定地にある鉄塔。前回の歩く会でも撮影したが、また載せる。本当にどうするんだろうか?

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鈴天商店街と光が丘商店街の境目。写真奥(東)が光が丘商店街。

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小平3・3・3号線が完成している部分。小平駅南口再開発事業として作られた。(比較的)背の高いマンションが立ち並ぶ。現在は二車線であるが、恐らく開通する際は4車線になるものと思われる。

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小平3・3・3が出来ている部分の東側の予定地。小平3・3・3号線は、写真手前(西側)から奥(東側)へ抜けていく。

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多摩湖自転車道(小平グリーンロード)(左側(北))へ、小平3・3・3号線が右側(南))から近寄っていき、200m以上、重なる。小平3・3・3は左側(北側)へ交差して抜けていく。

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多摩湖自転車道をさらに東へ。この写真の見えているところまで多摩湖自転車道に小平3・3・3号線が重なり、右側(南側)に見える鈴木街道と接する。小平3・3・3号線は写真左側(北側)の西東京市の方向にむかう。

参加者からの主な意見は以下の通り。

  • 二小の敷地にある学童保育。小平3・3・3が出来て建物がなくなっても、学童保育はなくならない。なくなったら大変なことになる。
  • グリーンロードと重なる部分、行政側は路線を変更することはないのではないか?
  • 商店街、シャッターが閉まっていたところ、道路が出来て土地を買ってもらいたいという人もいる。
  • 影響をうける周辺の200mくらいの住民がまちづくりに参加出来る具体的な仕組みが必要。
  • 近所に住んでおり3・3・3号線は幼少期から話題になっており署名運動がおきたこともあった。昔はあたりは栗畑が多かった。
  • 商店街の人、さまざまだと思う。光が丘商店街は世代交代しており、若い経営者が100円市など新しい取り組みをしている。
  • 実際に予定地を歩くと、考えずに計画の線を引いているのがわかる。
  • 多摩湖自転車道は、遊歩道ではなくて生活道路と考えた方が良い。お風呂の王様から東側(西東京市側)は道が狭く、危険。多摩湖自転車道を通勤通学につかっている。これが小平3・3・3と重なってしまうと生活に支障をきたすことを考えないといけない。
  • 小平3・3・3号線と多摩湖自転車道(グリーンロード)の交差については、回避策を考える前に、周辺への周知が必要。その上で回避策が検討されないと理解してもらえなくなる。
  • 小平3・3・3号線計画に、興味がない人、考えたくない人も多い。実際に整備されるときはそうはいかなくなると思う。
  • 花小金井、15年前くらいに再開発があったと記憶している。当時より使いやすくなった。都市になったがコンテンツがないという印象。
  • 小平3・3・3、西から東まで3箇所すべて歩いた。小平市の様子は東西でかなり異なる雰囲気だと思った。
  • 多摩湖自転車道(グリーンロード)に50年前に植えた桜の木が立派に育っている。一方、小平3・3・3は整備されずに実現が難しくなっている。
  • 花小金井南側の一部整備が終わった道路、ある意味未完成なのだが、「未完成の完成」で良いのではないかと思った。昔こんな計画があったのだよ、というシンボルになるのも良い。
  • 商店街と住宅街が多かった。ここを通すのは考えられない。
  • 多摩湖自転車道(グリーンロード)との小平3・3・3号線との交差部。小平市が良い案をつくって、東京都、および住民と調整するとは思えない。
  • 行政の継続性という言葉があるが、先を見据えて担当が変わっても対応出来るようにすることを言うのだが、「一度立てた計画だけが何も考えずに引き継がれる」というまずい継続性になっている。日本の社会の暗部だ。
  • 知り合いの家が何軒か計画の予定地にかかっている。かかっている人は知っているが、周りの人はしらない人が多い。
  • 25年前に西東京市で3・3・3号線の説明会があったが小平市はなかった。まだまだ計画は先と考えて、建替した人もいる。
  • 都市計画道路である鈴木街道の整備の方が先に行うべきなのではないか。歩道が狭い。大型バスが通るので危ない。
  • 鈴木街道のお風呂の王様の東側(西東京市側)はもっとひどい。整備必要(お風呂の王様より東側は都市計画道路としての計画はない)
  • 花小金井の周りの自治会にも声をかけたが反応薄かった。
  • 費用対効果が重要。このように税金をつかっていたら、国破れて都市計画道路あり、になりかねない。

今回は、花小金井の方が、4名参加されており、住民視点の意見が多く聞けた。周知がすすまないまま計画が実現すると、大変な事になると改めて感じた。小平都市計画マスタープラン、地域別構想の案には、以下のような記載がある。第9回小平市都市計画マスタープラン見直し検討委員会(平成28年7月14日開催)【議事資料1~4】のP30,31によれば、以下の記述がある。

“小平都市計画道路 3・3・3 号線(新五日市街道線)は、小平グリーンロードや既存の商店街と重複する箇所も見受けられることから、みどりの保全方策や周辺住民の利便性確保に向けた検討を地域住民とともに行っていく必要があります。”
「みどりの保全方策や周辺住民の利便性確保に向けた検討を地域住民とともに行っていく必要があります」とは人ごとのような言い方だ。小平市のまちづくりの問題、逃げずに、東京都、及び住民と向き合って、グリーンロードの交差の問題、最善を尽くしてもらいたい。また、それ以前に周知を徹底してもらいたい。

(文責 神尾 直志)

2016年7月18日 第8回小平3・3・3号線予定地を歩く会 西武国分寺線東側~あかしあ通り交差部まで

2016年7月18日(月)、海の日の祭日、梅雨の合間のよく晴れた日、第八回目の小平3・3・3号線予定地を歩く会を行った。今回は、ブログの報告を見て自分の住居があたっており気になってきてくれた方をはじめ、小平市民7名が参加された。同じ場所を2回目歩くありがたい参加者も2名いたが、初参加も3名おり、すこしずつ裾野が拡がってきている。

今回から都市計画道路や、小平市の都市計画マスタープランの見直しに加えて、小平市の開拓以降の歴史の話しをすることにした。17世紀の小川村開発から、享保の改革の新田開発までの概要と、江戸時代の小平市の地区割を現代の地図に落とし込んだものなのを用意し、地名の由来などについて話し、開発と環境の問題は、実は江戸時代からおきていたことなど話した。

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西武国分寺線の東側の予定地の駐車場、右側(南側)駐車場の端からから左側(北側)に28mが予定地。左側の集合住宅も予定地。写真奥に見られる比較的新しい建て売り住宅も予定地

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小川一丁目の予定地。写真右側(南側)の道路端から、左側(北側)の市民菜園も含めた28mが予定地

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小川一丁目の短冊状の農地がまた住宅に変わる。写真奥(北側)の建設中の住宅は予定地。また用意買収にかかる費用があがることになる。歩く会を始めてから、予定地に何件もの新築住宅を見ている。

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山王通りから西側(写真奥)の予定地。15小が奥の左側に見えるが、15小より50mほど右側(北側)が予定地。この農地も小平3・3・3号線により南北に分断されてしまう。

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小平中央公民館の北側、以前中華料理屋と元市議の事務所があった。小平3・3・3の予定地であることを意識して当たらないようにセットバックして3階建ての建物を作っている。これは良心的な地主さんだ。

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小平市役所が左側(北側)の右側(南側)を小平3・3・3は通る。真ん中の通路にもすこし予定地はかかる。手前の芝生(東側)から奥の樹林地(西側)へ小平3・3・3は通る。樹林地も消失してしまう。市職員はみな知っているのだろうか。

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小平市役所が中央右側に見える。小平市役所の左側(南側)が予定地で、仲町の東側に残された数少ない短冊状の農地も小平3・3・3によって南北に分断される。平安院の東側にある農地で、徳川吉宗の享保の改革の新田開発奨励の1724年に小川村の小川家から開発願いが出された。小川新田と呼ばれる場所。

 

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小平3・3・3号線の予定地の北側の農家。この写真は予定地ではない。仲町の西側に残された数少ない農地。短冊状の農地の間の境界上の通路。昔の姿が想像される。

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ゆたか保育園の園庭。予定地写真手前(東側)から奥(西側)へと通る。なんと今回の参加者にゆたか保育園の卒業生がいたいのには驚いた。小平3・3・3号線予定地とは知らなかったそうだ。

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小平1中の一中南公園。写真奥(西側)から手前(東側)を通る。公園の奥には小平1中のテニスコードがある。公園とテニスコートが予定地

参加者の主な意見は以下の通り。

  • こんなところを通るのかと思う。早くあきらめてくれないか。28mの道路、広い。川みたいなもの。考えられない。
  • 小平3・3・3号線というものを初めて知った。たくさん家があった。相当な立ち退きになる。むしろ五日市街道の歩道を拡げるなど整備をしてもらいたい。五日市街道は自転車事故が多い。もっと自転車道路を整備したらどうか。
  • (出来てしまうのなら)現計画を土台に市民の意向を取り入れながらやるべきだた。計画をスタートするならどうしたら良いのか?考えないと進まない。
  • たかの街道あぶない。たかの街道の歩道を整備する必要ある。学生が酔ってふらふらしていることもある。小平市のまちづくり、環境問題、縦割り行政の問題がある。計画ありきではなく、市民の意見が下からわき上がって行政に取り上げられて整備にとつながるべきだ。
  • 道路問題は自分の家の周りに影響がないと気にしない。道路計画を考える機会がない。個人があたるとかではなく、みなの問題として考えないといけない。都知事選でもどう投票したら良いか考えたい。横田基地民間利用を主張している候補がいる。横田基地民間利用なると、小平3・3・3整備必要と言われるかもしれない。
  • プチ田舎と逆行する方向、市政が迷走しているのではないか。
  • まちづくりと公共施設マネージメント、一緒に進めないといけない。
  • これで全部歩いた。小平3・3・3号線のイメージがわかない。出来ないんじゃないかと思う。防災、延焼防止、などは後付けの理由だと思う。
  • 都市計画道路は国、東京都、小平市が関係するが小平市を通るのだから小平市が小平市民の生活を考えないといけない。主権在民であることをわすれていけない。
  • 東京都のマスタープランには、拠点間を道路ネットワークでつなげるという構想があるが、小平市の7駅は、自転車が通れるような自転車道のネットワークで結んだ方が良い。
  • 多くの自治会の声を集めて小平市に働きかけられないか、と思った。
  • 今回歩いて道路計画の予定地で心に残ったのは、市役所の緑地帯。初めて来た。良い空間だった。仲町の平安窪のところ、東西道路がなかった。道路があっても良いかも知れないと思ったが、たくさん家があったので通し方は考えないといけない。
  • 武蔵美でやっている地球永住計画も小平を見つめ直すという意味では同じ。自然に対する理解を深めることは、まちづくりへの理解を深めることでもある。玉川上水などの環境にズームした話しと、都市計画道路という現実的な話。両者の活動に交流があってもよいのではないか。

都市計画道路予定地という目に見えないものを追いかけて、今日で8回目。今年はほぼ毎月開催しているが、自分自身は同じ場所を何度もあるいているが、今だに教えてもらうこともあれば自分で説明していて気付くこともある。改めてこの巨大公共事業、事業化する前に都民への周知と賛同が必要だと思う。当事者だけにしかわからないで少しずつ進んでいくのが都市計画道路。完成した新しい道路を自動車で通過するだけの運転する人は「便利になったね」と感じるだけであるが、多額な税金が使われ、玉川上水、多摩湖自転車道との交差、成熟した住宅街のコミュニティ、都市農業、商店街、失われものが多いことを知った上で判断しなければならない。

7月31日の都知事選、東京都の候補に都市計画道路についての考え方を公開質問している。増田候補の回答は、防災時の延焼防止、近隣都市との連携強化から道路ネットワークの形成の必要性が謳われている。防災や地域間の連携は否定されるべきものではないが、東京都の未整備の都市計画道路が約40%も残っていて、多くの予定地が既に成熟した住宅地になっており、毎年約3,000億円の公金が都内の都市計画道路の整備に使われてことを知れば、未整備の路線について都民の意見を聞いた上で見直しする時期に来ていることがわかるだろう。例えば小平市の都市計画道路のうち、完成した都市計画道路は24本中8本で、残り16本は未整備か事業中で未完成だ。成熟した住宅街に残された未整備の都市計画道路を強引に整備することを市民は望んでいるのだろうか。

次回の小平3・3・3号線予定地を歩く会は、8月はお休みして、9/4(日) 13:30西武新宿線小平駅集合で、あかしあ通りから、多摩湖自転車道(小平グリーンロード)の東側の西東京市境までです。また小平市まちづくり近代史について資料準備してお話ししたいと思います(資料代100円)。

(文責 神尾 直志)

 

 

 

 

都知事選公開アンケート

反映させる会では、都知事選にあたって立候補者に公開アンケートをお送りしています。ご回答があれば、こちらで公開します(到着順)。

1.都市計画道路小平3・2・8号府中所沢線について
「小平都市計画道路3・2・8号府中所沢線」は、このまま建設すべきと思いますか? それとも計画は一度中断して見直すべきと思いますか?

2.東京における都市計画道路の整備方針について
東京都の都市計画道路の整備について、整備方針(第四次事業化計画)の通りに積極的に整備すべきと考えますか? 見直すべきと考えますか?

3.都市計画道路への住民の意思の反映について
都民の生活に関わる都市計画道路の整備は、公開の場で透明性のある議論を経て、何らかの形で住民の意思を反映させて行う必要があると思いますが、どのようにお考えでしょうか?
また、住民の意思を反映させるための方策について、お考えがあればお聞かせください。

都知事選挙立候補者アンケート(PDF)

鳥越俊太郎氏回答

増田ひろや氏回答

2016年7月16日 小平3・2・8号線現地を歩く会報告

小平3・2・8号線現地を歩く会を7月16日に開催した。東京学芸大学で小中学校の社会科の先生を目指して勉強中の学生さんたちから連絡を頂き、7月16日土曜日の午後、学芸大学生2年、3年、4年の6名のメンバーとともに、小平3・2・8号線現地を歩く会を行った。東京学芸大学は小平3・2・8号線現地からもそれほど遠くない場所にある。

彼らの話によると、小中学生の社会科の授業で、事例を通じて社会を考える授業のプログラムをつくる実習があり、今年はテーマとして小平市または府中市が割り振られ、小平市を選んだそうだ。当初は、小平市観光まちづくり振興プランにある「プチ田舎計画」にフォーカスしてもろもろ調査していたが、小平3・2・8号線開発計画の存在を知って、住民投票が行われたことも知って、興味をもってしらべていくうちに、こちらのテーマの方が教材としておもしろいと考えて変更したとのこと。既に、メンバー数名で現地の見学を行い、小平3・2・8号線計画についてある程度の知識をもっていた。

用地買収_小川一丁目の328と333交差点あたり

用地買収が進んでいる小川一丁目の予定地。小平3・2・8号線は写真の奥(南側)から手前(北側)に通る。36mの道幅。東西両側が買収されて、36mの道幅が想像できるようになってきた。

小平中央公園の雑木林

小平中央公園の東側に隣接する雑木林。柵の左側(東側)が、小平3・2・8号線予定地。右側(西側)が小平中央公園として残される。まだセミの鳴き声も少しで、静かな午後だった。雑木林も半分残るから良いではないかと言う人もいるが、ここに来れば乱暴な意見であることに気付くはずだ。すぐ横に4車線、時速60kmの幹線道路が通れば、右側(西側)に残される雑木林の価値は半減どころではない。騒音・振動・排ガスでゆっくり過ごせるような環境ではなくなる。

府中街道、久右ヱ門橋交差部

小平3・2・8号線の東側150mくらいにある府中街道が玉川上水と交差する久右衛門橋。休日のお昼だったので渋滞と言うほどではなかったが、幹線道路にしては狭く歩道も狭い。緑がしげっているところに玉川上水緑道。ここは道幅10mくらい。小平3・2・8号線が玉川上水と交差する際の平面橋は、この3.6倍、多くの樹木が伐採される。

参加者たち国分寺328側を見る

五日市街道から、南側の国分寺3・2・8号線を見る参加者たち。

五日市街道から

五日市街道から手前(北側)の小平3・2・8号線の南側の始点。江戸時代からここに住んでいると思われる大きな農家のお宅だった。屋敷林、くら、お屋敷、もろとも立ち退いて広々としている。

上水本町素敵な屋敷林

上水本町1丁目の予定地。写真の奥(南側)は栗林。奥(南側)から手前(北側)に、右側(西側)の住居すれすれを小平3・2・8号線は通る。左側(東側)は屋敷林も予定地。いつも手入れされていて素敵だ。恐らく地主さんは、道路予定地だから屋敷林として残しているのだろう。失われる自然には、雑木林と玉川上水だけではなく、栗林や屋敷林も含まれる。

上水本町、玉川上水の南側

奥(北側)に見えるのが玉川上水の緑道。小平3・2・8号線は写真手前(南側)から奥(北側)の玉川上水側へ36m幅で通る。右側(東側)の農地と、左側(西側)の住宅も予定地

参加者の学芸大学の学生の御意見は以下の通り。

  • 一度見学していたが、詳しく解説してもらうフィールドワークを通してしていろんな事がわかった。自分としても何が解決になるのか、わからない。ゆっくり考えたい。
  • 選挙では道路計画は論点にならず、道路計画に対して民意を反映されないという間接民主主義の弱点について考えさせられた。直接訴える方法は陳情・請願、住民投票などもあるが、どうあるべきか考えてみたい。
  • 以前、地権者にインタビューしたときは、地権者は既に引っ越しすることを決めていると言われていた。仕方ないという感じだった。今日はまた別の地権者の声を聞けた。今日学んだことを他に活かせる視点を持ちたいと思った。
  • 社会科教育のひとつに公民的資質の育成というのがある。公民的資質には、多角的な視点で行政を批判的に見る思考力も求められる。人によってそれぞれの考えを持つ、自分の考えを根拠をもって言える力を養うことが求められている。詳しくは、森分 孝治(もりわけ たかはる)先生がこの分野の第一人者。
  • 計画に対して、賛成・反対の両方の声をとりあげる力が行政にはあるべきだと思った。

6名参加のうち、ディスカッションに残ってくれた4名は、7月10日の参議院選挙で全員投票したそうだ。社会科の先生を目指す学生さんだけあり、しっかり勉強しており、メモの取り方もすごかった。一字一句逃さずという感じのメモぶりに圧倒された。「公民的資質の育成」については、教えて頂き勉強になった。こんな若者達が学校で社会を教えることになるなら、日本は捨てたものじゃない。なお、4年生の彼は、なんと東京都庁の職員を目指してるとのこと。都市整備局や建設局に行ったら、どうなるんだろうか。都庁に就職しても、今回の歩く会で感じたことを忘れないで欲しい。

今回、小川一丁目の予定地で2mだけ自宅が小平3・2・8号線にかかるというお宅のお話しを聞くことが出来た。母屋をすこしだけ削る事になるのだが、そうなると建ぺい率が越えてしまい違法建築になり住めなくなるとのことだった。公金を使っての用地買収の対象は、道路予定地の部分だけが原則で、果たしてどのくらいで購入してもらえるのかと大変心配そうな表情だった。

小平3・2・8号線計画決定が1962年で、このときは幅員28mの計画だった。過去の住宅地図でこのあたりの地図を追いかけると、84年の住宅地図で、当地が小平3・2・8号線の線にあたらないように街をつくり変え区画が売り出されたことがわかる。恐らく住民の方は、この地に永住できると思って住宅を建てたと思われる。しかし2010年での小平3・2・8号線計画の東京都による住民向け説明会で幅員36mの変更素案となっており、その後の手続きを経て小平市及び東京都の都市計画審議会で36mの変更案が承認されて幅員36mにて2014年7月に事業認可された。28mから36mに拡張したのには、周辺の住民へ配慮し、また歩道や自転車道や街路樹のスペースを広くするためなのであるが、このような問題が個別に起きていることを忘れてはならない。

(文責 神尾 直志)

2016年6月26日 小平3・3・3号線予定地を歩く会(第7回)西武国分寺線西側~玉川上水交差部まで

2016年6月26日 日曜日、梅雨の合間の一日でしたが、天候にも恵まれ、小平3・3・3号線の第7回目の予定を歩く会を行った。このルートも3回目、人が集まるか懸念されたが、参加者7名。

国分寺線西側の畑を見て、たかの街道を西に移動して、創価グランドの北側、五中の北側を通り、工事が進んでいる武蔵野美術大学の東西などを見て、介護老人保険施設の黎明会の敷地を通り、住宅街、いなげやを通り、小川用水、都営中島アパート、新堀用水のたぬき堀、玉川上水緑道交差部を見て、2.5時間。玉川上水沿いのオープンカフェで、長めのブリーフィングを行い、無事に終了した。

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西武国分寺線の西側いある予定地。じゃがいも畑、防砂林の役割を果たすお茶が右上、東西にわたっているのが見える。右奥が北、屋敷林、その後ろに農家の自宅、青梅街道がある。このアングルは、17世紀の開拓当初からあまりかわっていないはずだ。数少なくなっている大きめの農地。小平3・3・3はこの農地を東西に横切り南北に分断する。

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たかの街道 古くからある生活道路、狭い。都市計画マスタープランの無作為抽出アンケートでも、生活道路の改善・改良の声は多数あった。拡幅して歩道・自転車道の整備が望まれるが、建物が道路付近まできていてセットバックも難しい。建替のタイミングなどで、少しずつでも歩道の整備を進めるべきだ。

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武蔵野美術大学内の工事。着々と進んでいる。左側(南)から小平3・3・3の地下を通り、写真右側(北側)の端にうつっている14号館に地下道が出来るそうだ。奥に見える送電塔が、小平3・3・3号線上にあり予定地であることわかる

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小平3・3・3にキャンパスを売った補償金で獲得したと思われる武蔵野美術大学北側にあるグランド。かなりキャンパスは拡がった。都税によって私大のキャンパスが拡張されるってどうなんだろうか。

H24_小平市一般会計予算決算書付属書類より

小平市一般会計決算付属書のH24年のコピー。中央図書館の2階で誰でも見ることが出来る。下段の新みちづくり・まちづくりパートナー事業として全額東京都予算の小平市への委託事業。武蔵美の用地買収とは明記されていないが、この区間に買収する土地は武蔵美だけ。公有財産購入費 7億4千万円で、補償・補填及び賠償金が11億7千万円が武蔵美に支払われていることがわかる。

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小川一丁目土地区画整理事業によってつくられた公園。つまらない名前だ。地権者は土地を提供。市は約4億7千万円の予算を投じて水道、道路などのインフラが整備し、地価をあげて住宅地として販売して、地権者の土地購入費や、補償費になる。一部は、地域センターや公園になり地域に還元されるという仕組みが土地区画整理事業。このあたりに拡がる玉川上水から青梅街道まで拡がっていた短冊状の農地の多くが住宅となり消失してしまった。人口減少・少子高齢化社会を迎え、開発から環境保全にシフトしていく時期が来ている。

 

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12小通り沿いの地中海風の集合住宅。広い敷地に2階建てなのは、小平3・3・3号線の予定地の建築規制のため。この集合住宅はまるまる小平3・3・3に重なっている。

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彫刻の谷緑道と小川用水。この上を小平3・3・3が通過する。このエリアの120mの小平3・3・3の整備は事業認可取得がおわり間もなく行われる。小平3・4・24号線の整備に合わせ得て、この部分の約120mだけのの小平3・3・3号線が整備されて彫刻の谷緑道は暗渠になる。

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右(北)側の中島町都営アパート前が小平3・3・3の予定地、左(南)側は玉川上水。都営アパートの前を都市計画道路が予定されているケースは多い。

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小平333交差部より東側で、この部分は交差はしていない。新堀用水の狸堀の出口の北側。参加者の松山さんに説明頂いている。写真上部が二軒の住宅になり、崩れる危険性が出て来たため小平市により護岸工事が検討されているとのこと。今年度予算は調査や設計などで900万円強。この予算で新堀用水に隣接する民地20平方メートル程度を購入すれば崩落の危険性は回避出来る。また当面1億数千万円程度の工事予算が投じられるとのこと。住宅が建てられる前は樹木が生えていたようで、その時に手を討てば現状の素掘りの状態で保全できたのではないか?後手にまわったことで、貴重な遺構を破壊して、市の予算が使われることになる。何かおかしい。

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明治の初期につくられた新堀用水。狸堀の暗渠部の出口、地上部に変わるところ。小平4小の環境教育の場として、使われている。親水公園にもなっている、自然とふれあえる貴重な遊び場

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小平3・3・3と玉川上水の交差部のすぐ西側にある緑道と隣接したオープンカフェでブリーフィング。皆さんお疲れ様でした。お店の人が、蚊取り線香を出してくれました。ソフトクリームおいしかったです。

参加者の主な意見

  • 玉川上水交差部が気になる。玉川上水の花を10分間観察した。昆虫、ハエ、蛾、蝶、いろんな生き物が来る。改めて貴重な環境の大切さを学んだ。
  • 東京都の都市計画道路の整備の考え方、根本的におかしい。みんなの声をうけて進める公共工事が目的も進め方も間違えたまま行政が動いてしまっている。たかの街道、狭く問題がある。整備が必要。
  • 不利益を受ける人が必ずしも声を出すとは限らないと、ハンナ・アレントは言っている。辺野古でも、実感する例が見られた。
  • 行政を変えられるのは政治のはず。都市計画審議会など、諮問委員会のメンバーを第三者機関に選ばせるというのは有効な方法。行政側に選ばせると行政に都合の良いメンバーの諮問委員会になってしまい歯止めが効かなくなる。
  • 武蔵美周辺で土地区画整理事業、小平3・3・3でモデル道路をつくった。狭いエリアで見たら合理かもしれない。武蔵美も敷地が拡がって良かったのかもしれない。計画全体を見たらどうなのか。全体を考えて判断しないといけない。
  • 新堀用水の胎内堀出口。4小の環境教育で社会・歴史を学ぶ機会になっている。残して伝えていきたい場所。小平3・3・3号線、何故いまごろ復活してきたのか、用地買収も大変、行政にとってもおいしいとは思えないことをやっていると思う。
  • (出来てしまうなら)小平3·2·8や小平3·3·3に合わせたまちづくりをすべきだ。
  • 小平市の環境政策に係わっているが、都市計画との整合性どうなっているのか。主要幹線道路について一部の人ではなくて多くの人が関心をもつようにならないといけない。地域の特性を活かしたまちづくり・都市計画になるべきだ。
  • 市民税・都市計画税、払ってこれかよ、と思う。子どもには決定権がない。大人の無関心の犠牲になっている。
  • 武蔵美の学生は何も知らない。大学に来て課題をやって、サークルで遊んで周りのことを知らずに生きている。武蔵美の中の工事がスタートしている。この地域の変化に目を向ける必要がある。

「こだいら観光まちづくり協会」が6月28日に設立されて、事務局が学園東町に置かれ、事務局長と常勤職員各1人、非常勤職員2人の体制で運営。市の補助金2,230万円のほか、会費収入などが運営資金として、今年度は観光ポータルサイトを開設したり、街歩きで携帯できる観光総合ガイドブックを作成したりするそうだ。

小平3・3・3号線予定地を歩くと、いったい何をやっているんだと言わざるを得ない。観光まちづくり協会設立に先だってつくられた小平市観光まちづくり振興プランを読むと、小平市の地域資源に、小平グリーンロード、短冊形の農地、用水路があげられている。中島町では、玉川上水と斜めに交差、花小金井の多摩湖自転車道では、200m以上重なる。小川用水と彫刻の谷緑道は、一部を暗渠にする。小平市は、いつまで見て見ぬふりを続けるのか?小平市民は、自分が住んでいる街を知って、何が重要かを考えないといけない。

 

小平市観光振興まちづくりプラン2

小平市観光振興まちづくりプランのP18抜粋。市外の人へアンケート。認知度は「言ったことがある」「知っている」の比率。魅力度は「魅力的または関心がある」「やや魅力的またはやや関心がある」の比率。狭山・境緑道とは、小平グリーンロードの一部である多摩湖自転車道のこと

小平市観光振興まちづくりプラン

小平市観光振興まちづくりプランのP4抜粋

観光まちづくり振興プランには、小平市都市計画マスタープランと整合を図ると記載がある。H29年3月までの改訂中の小平市都市計画マスタープランには、小平3・3・3号線を地域資源と衝突していることを課題としてあげて、対策を検討すべきだ。

次回の小平3・3・3号線予定地を歩く会は、7/18(月) 13:30海の日祭日、西武国分寺線鷹の台駅集合で、あかしあ通りまでです。

(文責 神尾 直志)