2012年都知事選公開アンケート

都知事選挙の立候補者宛てに、「東京都の都市計画道路問題についての公開アンケート」をお送りしました。

電話での回答が一件、文書での回答が一件ありました。その他の回答はありません。

○電話での回答は、松沢成文氏からで、「①アンケートには投票日まで多忙の為回答出来ない。②知事に当選したら就任の挨拶の中で道路政策の考えを披歴する」とのことでした。

○文書での回答は、宇都宮けんじ氏の回答です。以下に、公開します。

1.東京都が建設しようとしている小平都市計画道路3・2・8号府中所沢線は、約220戸が立ち退きとなり、国史跡・玉川上水を36m幅で分断し、小平中央公園横の雑木林を半分削る、などの問題点を抱えています。この問題について、知っていますか?

1.知っている。

2.「小平都市計画道路に住民の意思を反映させる会」は、「小平都市計画道路3・2・8号府中所沢線」について、東京都の計画通りに建設すべきと思うか、住民参加によりこの計画を見直すべきと思うかについて、小平市民に投票してもらう住民投票条例の直接請求をしようとしています。このような住民投票について、どう思いますか?

1.計画に対する住民の意思を示す手段として、有効だと思う。

3.東京都は、今年度中に、国に対して「小平都市計画道路府中所沢線」の事業認可申請を出そうとしています。小平の地元住民の中に、この計画の見直しを求める意見があり、住民の意思を示す住民投票を実施しようという動きがある以上、国への事業認可申請は、住民投票によって住民の意思が示された後にするべきだと思いますか?

1.そう思う。

4.小平市民による住民投票で、「小平都市計画道路府中所沢線」について「住民参加により計画を見直す」べきとの意見が多数を占めた場合は、東京都は、この計画を見直すべきだと思いますか?

1.そう思う

5.あなたが都知事になったら、東京都の都市計画道路行政は、もっと地元住民の意向を反映できるように変更しますか?

1.変更する。

6.あなたが都知事になったら、東京都の道路行政をどのようなものにしたいか、ご自由にお書きください。(400字まで)

今の「東京都市計画」には、古くに計画されたままの道路等もあって、地区の現況や、3・11大震災以後の防災知見に合わせた全面的改定が必要です。石原前都政は、福祉面で財政緊縮をしながら、大規模道路を最優先に進めてきました。

私は「人にやさしい都政」として、緑道、買い物道路など生活道路のネットワークを作り、住民・子ども等が安全でくらし易い都市計画を提案します。これには住民・区市町村の同意が欠かせず、その発案を取り入れます。

今後数年、都の税制・財源は苦しくなります。道路は維持補修に重点を移し、また、人命に危険な古い橋の架け替えなど、やさしいまちづくりへの転換が必要です。大型道路については、人の生活空間を分断せぬよう、環境に配慮して、また時々の財政力に応じて柔軟・弾力的に整備します。道路の通る区市町村での住民投票が行われれば、都としてその意思を尊重し、計画の変更・見直しを含めて考えたいと思います。